Complete text -- "カルメンマキ 福岡 宝珠山小劇場"

03 October

カルメンマキ 福岡 宝珠山小劇場


 10/2 カルメンマキさん、宝珠山小劇場。
 朝食後、Tさんの案内で、日田近くの小鹿田焼(おんたやき)の集落に行く。街道のトンネル手前を入って行くと、変な言い方だがジオラマのようなバランスの集落があった。そのすべてが窯元で先祖代々三百年世襲で昔と同じやり方をしているらしい。私は陶芸には疎いので詳しくは検索してもらえれば、手っ取り早いが、とにかく印象に残ったのが、この集落の音だ。川の清流を利用して杵を動かし、地面の臼をつき陶土を作っているのだが、この杵の丸太が軋む音と臼をつく音と清流の音がこの集落のいたるところから聞こえる。少し不規則なのがまた気持ち良く、道ばたで眠りそうになったが、雨がちらつき、その場を後にする。その後、日田の山奥の「おかあさんのパン」でコーヒーを飲み、イチローの記録更新の話を聞く。


 さて、会場入りまでのんびり遊んでいたが、夕方サウンドチェックを軽く済ませる。レンタルのギターアンプはグヤトーンのリバーブ・カスタム(リイシュー)。初めて使ったが、へたなツインリバーブよりよっぽど良い。今回はベースとギターという編成なので、ほとんどヴォリュームは上げられなかったが、機会があれば大きい音で少しドライヴさせてみたいものである。
 本番は集客が予想以上に多く音が吸われたが、結果的に自然な音響で、雰囲気も良く、気持ち良く演奏、良いライヴだった。
 終演後はいろいろな方を話をし、飲んだ。こちらに移り住んだ方と代々住んでいる方との交流や流れがとても頼もしく、面白く、センス良く、感じた夜だった。少し遠方からの方も多かったようで、柳川のファンクールの常連さんやピーター・バラカンさんの番組を観た福岡の方、等々。特に後者の方はロンサム・ストリングスを福岡に呼びたい、とおっしゃってくれて非常に嬉しく思う。現状、ツアーというのはなかなか難しいのは事実だが、聴きたい、と思う人達の前で演奏する事は、シンプルに我々の本望ではあるのだ。実現させないとな。
 深夜、旅館に戻り、少々熱めの鉱泉につかった後、松永さんと部屋飲み。

09:45:00 | skri | | TrackBacks
Comments

クリヤマサブロー wrote:

カルメン・マキさんのライブ後、お話させてもらった福岡の者です。最初のトラックバック、失敗しました。またライブドアからやると文字化けしちゃいました。すいません。
10/06/04 12:02:37
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