Complete text -- "福岡小ツアー"

20 July

福岡小ツアー


 この間の連休に福岡でソロ・ライヴ二本と福岡史朗+レムスイムのライヴにゲスト参加、ちょっとした小ツアーとなった。

 ソロは随分久しぶり。数曲譜面を持って家を出たくらいで、特にそれ用の準備はしなかった。が、実は14日から福岡入りして、夜には16日昼の会場である「回KAI」で飲んでいた。で、翌日も夕方から回で軽くひっかけていたので、16日の本番の時にはもう完全にこの店の空気になじんで、かなりの集中とリラックスでライヴをする事が出来た。店内はクーラーは効いていたのだが、それを上回る集客で、お客さんはちょっと大変だっただろう。が、私はその暑ささえ心地よくただただギターを弾いた。

 その日の夜は、大阪〜津山〜福岡とツアー中の福岡史朗+レムスイムのライブに少しだけ参加。レムスイムのロックンロールは汗臭くも無いが、化粧臭くも無い。どうやらみんな仲が悪いらしい(嘘)。だから、どの曲もすこしだけ引っかかりがある。こういう音楽は酒が進む。
 この日の福岡君はとても良かった。私が知る福岡史朗の声はもっとやさしく少しだけ細い。が、この日は太い。唄い回しもグルーブも余裕があって、歌詞がはっきりと伝わった。大久保さんと福岡君のハーモニーは極上でずっと聴いていたい気分だった。当然、酒が進む。
 結局、自分が参加する頃は結構いい塩梅。小宮山君のグヤトーンアンプにプラグインして、セッティングおかまいなしでヴォリュームフルテンにしてみたら、それだけでばっちりの音が出た。

 翌日は大牟田のビアガーデン「ビャガーデン博多屋」でソロ・ライブ。野外なので、電車の音も虫の声も人々のざわめきも一緒くた。もちろん私の演奏もそれらとは変わらないのだ。もちろん、ビールは美味でリラックスして演奏。気がつくと、ギターを弾く私の目の前を一匹の亀が歩いていた。気持ちのいい夜だった。

 

 東京に戻る前に、車で大牟田の街を少しだけ案内していただいた。炭坑で栄えた事以外なにも知らなかったのだが、暗い歴史を知り、驚いた。あんなに殺伐とした港を見たのは初めてだった。



 クリサブさん、回の佐野ご夫妻、岩崎さん、あだちさん、みねさん、機材をお借りしたアダチ宣伝社さん。その他、関わって下さった方々、お世話になりました。ありがとうございました。

23:34:19 | skri | | TrackBacks
Comments

sano wrote:

こちらこそ素晴らしいライブ、有り難うございました。そしてご苦労様でした。
ビャガーデンでの十九の春、真実か否かは不明ですが、与論島より降り立った炭鉱労働者の人々が、沖縄に帰り、酒場で唄い、出来たものとも言われてます。どうやら、ジンターナショナルの「がんばろう」もそんな労働歌の一つのようです。
そんな事知ってか、「十九の春」には
高齢の方の反応が良かったような、、。
そして初の10円焼き鳥「元禄」は、ご一緒に行けてよかったです。
今度のロンサムも楽しみにしております。
07/21/06 04:12:50

skri wrote:

 お疲れさまでした。本当にお世話になりました。「元禄」もいい店ですね。
 今後とも、よろしくお願いします。
07/21/06 16:35:47

adachi wrote:

ほしのやさんでご一緒させていただいてから、もう一週間たっていました。スペシャルな連休のおかげで今週はあっという間でした。
桜井さんのギターをあんなに近くで聴くことができて本当に幸せでした。福岡さんとのサンタイガーもあったかくてステキでした。
心地よい気持ちにさせていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
07/22/06 15:46:27

クリサブ wrote:

福岡でのソロライヴから丁度一年経ちました。時が経つのは早いですね。

アフリカン・マーケットプレイスのギター1本による演奏は本当に素晴しかったです。

私にとっても、秋の百年蔵ライヴの試金石となり、よい経験であり忘れられないソロライヴでもありました。
07/17/07 23:33:31

skri wrote:

 もう一年、とも思えるし、結構前のような感じもします。不思議なものです。しばらく、ソロでのライヴはやっていませんが、来月からぽつぽつ再開しようと思ってます。
07/18/07 21:27:31
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