Complete text -- "Russ Barenberg、Ernie Ball"

15 September

Russ Barenberg、Ernie Ball


 この間の仕事で折角Cat's Eyeを引っ張り出したので、ヘビーゲージでも張ろうかと思ったが、結局どこの店にも置いて無かった。やはりギターへの負担も大きいからな。いくつかBluegrassを銘打ってある弦も全然ヘビーではなく、ライトゲージのヘヴィボトム(巻き弦が太め)。しかたなくミディアムゲージで我慢する。鼈甲のピックも買ってみる。初めてだ。で、張り替えて弾いてみたら、鳴るなあ。もっと使わないとな。勢い剰ってラス・バレンバーグ「COWBOY CALYPSO」に合わせて弾いてみるが、この運指、ドレッドノート・ミディアムゲージは結構きつい。それにしても、このアルバムのギターの音は素晴らしい。これぞマーチン・ドレッドノート。今、良いギターだな、と思った自分のCat's Eyeは霞んだが、鼈甲ピックのお陰で1割増くらいにはなった。

 今まで、アコースティック・ギターのフラットピック弾きというのは、あまりしなかったのだが、張りのある音が心地よい。もっと練習してみよう。しかし、ラス・バレンバーグ、名手。他のアルバムも聴いてみたくなる。

 他にも、ガット弦やエレキ弦、O-18用の細めのアコースティック弦をいろいろ違うメーカーもしくは違うモデルにしてみたのだが、これが面白い。このところは箱エレキのフラット弦とガット弦以外は長もちするコーティングの弦を使っていたのだが、やはり普通の弦の方が弾きごこちは好きだな。が、やはり弦を張り替えるのは面倒なので、またコーティングの弦に戻るのか。

 弦の話の尽きないが、さっきネットでビルボードをみていたら、アーニーボール氏の訃報が載っていた。エレキギターを弾く人なら一度は使った事があるだろう弦メーカー、アーニーボール社の創設者だ。どうやら今普通に使われている細い弦(おそらく0.010からのライトゲージか0.009からのエキストラライトのことだろう)はこの人が作った物らしい。ということは、あきらかにロックの歴史を作った人物の一人だな。

 それにしても、エレキ・ギターというのは歴史の浅い楽器だと痛感。そして、アーニーボールさんに感謝。御冥福をお祈りします。

23:00:00 | skri | | TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック
トラックバックURL