Complete text -- "激痛"
16 June
激痛
腰を痛めた。初めての事だ。その日の昼、違和感を憶えてから痛くなるまでさほど時間はかからなかった。車を運転してリハーサル現場まで向かう頃はまだたいしたことは無かったが、リハーサル終了後、駐車場へ歩いて向かう頃には、時折かなりの痛みがあり、帰りの運転は大変だった。
リハーサルでは皆に、早く病院や鍼灸院や接骨院で診察を受ける様に勧められるが、タイミング悪く、翌日は昼夜別のライヴが二本。翌々日は同じ会場であるが、夕方からの入れ替え制2ステージで、しかも会場入りが11:00だった。
要するに、この痛みを抱え、4ステージ演奏しなければならないのだ。冷や汗でうなされた。
幸い、家内のスケジュールは空いていたので、運転たのんだ。
仙川での酒井俊さんはいつもよりはるかにコンパクトなステージだったので、本番中の集中力は問題なかったが、ステージ袖に降りた瞬間、椅子に倒れ込んだ。
仙川から、綾瀬までは長かった。車の振動がかなり響き、痛む。が、環七は結構な渋滞だったので、少し助かる。
綾瀬では久しぶりに、中尾勘二氏(sax,kla)、関島岳郎氏(tuba,recorder)とのトリオ。痛み軽減のためアコースティック・ギターは使わなかった。持ち替えの動作時に痛むのだ。
久しぶりの曲ばかりで、自分のコンディションとしてはかなりいっぱいいっぱいだったが、おかげで、アットホームな会場の雰囲気にも関わらず、緊張感のある良いステージだった。が、ずっと座って演奏したのがちょっと良くなかったようで、終演後、とてもおいしい食事でもてなして下さった、綾瀬コンポステラの方には誠に申し訳なかったが、横にならせてもらった。
翌日の朝は、駄目かと思った。初の病欠か?とまでの痛みだったが、鎮痛剤で少し緩和。またも家内に運転してもらい、六本木まで。
今回の小松亮太君のライヴは半分の曲程しか参加しないので、ステージへの出退場も数回有り、その都度、椅子から立ち上がるのは困難なので、すべて立って弾く事にした。
かなり痛みはあったが、幸い3曲演奏し退場、また入場して2曲、そして、また入場して1曲、そしてアンコールは休み、という、今の自分には何とか乗り切れそうなステージ構成だった。おかげで、集中力は保ったし、リハーサルより少し速くなったテンポにもついていけた。
ただ、2ステージ目の最初の方はかなり辛かった。あまり憶えていない。が、突如、後半に痛みが無くなる。最期の曲のエンディングが大分速いテンポだったが、問題なく乗り切った。
演奏後、痛みは少し復活したが、たいしたことではなく、気が楽になった。
が、翌日、昼過ぎにまた不穏な気配。結局、その日のリハーサルはキャンセル。夜、少しは良くなったかに思えたが、今朝は激痛。で、医者に行った。
もちろん完治はしていないが、かなり楽になり、まあまあ普通に歩ける様にはなった。
ホッとした。が、当然、酒は禁じられている。
この歌でも聴いて、酒を飲んだ気にでもなるか。
22:53:19 |
skri |
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