Archive for 11 April 2020

11 April

TRAFFIC 2

 さて、Trafficその後。全てを聞き直してみたが、私にとってはやはり『John Barleycorn must die』がナンバーワン、とでも言おうか。キャパルディとウッドがいかに重要な働きとしていたが、今回聞き直してのポイントだった。と言うか、ようやくその事に気がついたとは、情けない。『Low Spark〜』も『Shoot Out〜』もちろん素晴らしい。が、ウッドはともかくキャパルディの存在が少し後退するのが、ちょっと淋しいのだ。ゴードンもホーキンスも全くもって素晴らしい事は言うまでもないが。特にロジャー・ホーキンスの落ち着きは神々しささえある。そこに注目すると、ライヴ版の『On the Road』は時折のホーキンスとキャパルディのツインドラムがグッときてしまう。(ステレオ右寄りがキャパルディ)そして、クリス・ウッドの曲をやっているのも嬉しいことだ。
 ただ、そのあとの『When The Eagle Flies』、キャパルディがドラムに復帰するのだが、どうもウィンウッドのソロっぽく響くのだな。とても良いアルバムなのだが。

 それにしても思い出すのは、ポール・サイモン「Still crazy after all these years」がホーキンス、デヴィッド・フッド、バリー・ベケットで録音されて、分かっていてもいまだにこれを聴くと、ニューヨークの音だと感じてしまうのだ。


01:05:00 | skri | No comments | TrackBacks