Archive for May 2020

03 May

Captain Beefheart


 昨日、今日とビーフハートを大音量で聴いていた。こんなに浴びるよう長時間かけたのは久しぶりの事だ。ただ、当時の正式なアルバムは、トラウト・マスク・レプリカとスポットライト・キッドにとどめた。
 CD5枚組Grow FinsのCD1でやはりブルーズ・インフルエンスが既に奇妙な響きを携えていることを改めて感じる。そしてCD3のトラウト・マスク・セッション、実は今回初めて試してみたのだが、解説に書いてあるトラウト・マスク・レプリカに近づける曲順にしてみた。改めて濃密と力、解放と窮屈を堪能した。そして、とてつもなく美しい瞬間があるのだ。私の持っているトラウト・マスク・レプリカのアナログは1977年の再発なのだが、どうも音があまり良くない。かと言って、オリジナルのStraight盤は結構な高値。CDにしてみようかとも思う。(実は少し前に新しいCDプレーヤーを導入したので、ちょっとCDを聴くのも楽しくなってきたのだ。)そして、改めてのめり込んだのはBad Chain Puller。10年くらい前(ドン・ヴァン・ブリート氏死去の頃)に出た黒いジャケットのやつで、これはもう手に入りにくいが、やはり大傑作。バランスが良くて、最後になんだか穏やかにさえなる。そして聴き終わると、なんとなく雰囲気だけFlavor Bud Livingのように爪弾いていた。(これはBad〜ではドランボでDog at the Rader Stationではゲイリー・ルーカス。そう、Grow Finsの一番最後がルーカスのライブヴァージョンで締めくくられているのも、グッとくる)

 Soundcloudは自分のソロでも何かやろうかと思っていたが、思いがけなくマルチが出てきたので、それを試してみようかと思う。ちょっと時間が必要だが、今はたっぷりあるな。

23:59:59 | skri | No comments | TrackBacks