Archive for 17 September 2008

17 September

ライヴ続き


 もろもろライヴが続いている今日この頃。
 日曜日は平泉にて小松亮太君のコンサート。平泉に行くのは初めてだった。思いのほか一関から近く、車窓から少し寂れた町並みを眺めていたら、すぐに着いてしまった。平泉の中心部に入った瞬間、気で感じた。オーラ、という言葉はあまり気軽に使いたくは無いが、この落ち着きはやはりこの町のかつて100年もの繁栄があったのが誠に頷けるオーラなのだ。

 私の様な音楽家でもそれなりに全国津々浦々で演奏している。観光はよほど時間がないとしないが、何と言うか、経験値なのか、その町の様子を感じる事には自然に敏感になってくる。(たとえば、どんな町でも、飲屋街の見当はそうそうはずした事はないが、それはまた違う話か?)

 だから、この平泉というところが、どんなに特殊なところかはすぐにピンときた。今回の世界遺産認定は無理だったが、認定されてもされなくても、日本にこういう場所がある事を誇りに思っていれば、それで構わないのではないか。

 普段、全く信心深いところを見せない亮太君だが(失礼)、中尊寺についてはかなり熱く語っていた。それは、信仰というのではなくて、この土地が単純に信じる事を促してくれるのではないか、とそんな気がした。

 というわけで、コンサートは非常に良かった。

 


 ただ、夕方より結構冷えてきたのだが、おまけに、湿気も多いという状況。演奏しながら、手もかじかんできているのに、ネックもべとべとになると言う、いままで経験した事の無いコンディションだった。


 
 昨日は下北沢にて安宅浩司君とデュオ。この下北沢leteでのデュオシリーズ、前々回は西脇一弘さん、前回は鬼怒無月さん、ときたので、今回は歌ものと安宅さんに声をかけた。

 彼はとても端正な演奏をするが、それでいて、そのにじみでる人間味たるや、知らず知らずにぐっときている良さがある。また、そのはにかみ具合も魅力なのだ。

 彼に触発され私も今回は歌うことにした。なんと4曲も歌った。さすがに疲れた。

 


 このleteでのデュオシリーズ、次回はまだ未定だが、12月に「レテ祭り」とも言うべきコンサートがあり、私も出演する事になった。近々、告知されるでしょう。楽しみです。


 そして、今日は渋谷で酒井俊さん、太田、関島、岡部とくればもうスリリングな安泰といったら語弊があるか?でもとても落ち着いて演奏出来るのだ。11月の録音が楽しみなのだ。


 うーむ、自宅作業、あとほんの一歩のところで難航中。



 
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