Archive for September 2008

03 September

ピンチョン


 さっき、mixiのピンチョンコミュニティで全集刊行との記事を読んだのだが、再度確認しようとしたら、記事が見当たらない。本当なのか?確かに見たぞ、新潮社から出るらしいとの事。

 実は「重力の虹」も「ヴァインランド」も読みそびれていて、と言うか、ここ数年長編小説は随分ご無沙汰なのだ。

 時々思う事だがこの先の自分に人生で、タイトルは知っているが、読まない本があるんじゃないかと思うと、悔しい、とまではいかないが、口惜しい気もないわけじゃない。

 家内の世界文学全集が寝室の書棚にある。床に入って、暗い中背表紙を眺めると「カラマーゾフの兄弟」や「アメリカの悲劇」や「戦争と平和」など、この先読むことがあるのだろうか、と思いながら、結局は眠りにつく。

 レコードやCDは気に入ったものは何度も聴くが、本は特に小説は読み返すものは凄く少ない。
  
 以下は自分がもの凄く感銘を受けた長編小説だが(どれくらいが長編?なんとなく自分の物差しで500~600頁以上か)今後、再読の為に記しておこう。

 V./トーマス・ピンチョン
 百年の孤独/ガルシア・マルケス
 心は孤独な狩人/カーソン・マッカラーズ
 怒りの葡萄/ジョン・スタインベック
 裸者と死者/ノーマン・メイラー
 我が輩は猫である/夏目漱石
 暗夜行路/志賀直哉
 ドグラ・マグラ/夢野久作
 死の棘/島尾敏雄
 砂の器/松本清張
 
 何か忘れている気もするが、たった10冊じゃないか。案外読んでいないんだよな、長編小説は。

 
04:55:40 | skri | No comments | TrackBacks