Complete text -- "BUTTERFIELD追記"

18 November

BUTTERFIELD追記


 
 BUTTERFIELD BLUES BANDのライヴアルバム、二枚組なのだが、値段は高め。調べてみたらライノ・ハンドメイドで2,500限定との事。一般的にBUTTERFIELD BLUES BANDというと、やはりMike BloomfieldやElvin Bishop在籍時の初期の人気が高く、次いで『In My Own Dream』あたりの中期(Bloomfield抜け、David Sanborn入り)そして後期(アルバム一枚だけだが、Bishop抜け、Buzz Feiton,Rod Hicks入り。Woodstockもそうか?)というデビューから時間が経つにつれ、認知度は薄まるようだ。そして最後期(Feiton抜け、Ralph Wash入り、アルバムはライヴとスタジオ(Sometimes〜下記写真)、各一づつ)は最も人気が無さそうだが、私は一番良く聴いた。さすがにButterfieldのハープは豪快だが、音楽的に迷いも大。音はダークでファンキーだが、もっさりしている。が、ときどき切れ味はするどい。と、非常に煮え切らない物言いだが、あまりによく聴いた所為もあり、それら全ての微妙さがたまらないのだ。そして、BUTTERFIELD BLUES BAND歴代最も人気のない私の大好きなギタリストRalph Washのプレイを楽しめるのもこの二枚。その後PAUL BUTTERFIELD本人はより迷いを増し(スタジオ盤を聴く限りそう思えたが、後年発表されたライヴは別印象)BETTER DAYSを結成するが、こちらはGeoff&Amosもさることながら、何と言っても、Bill RichとChris Parkerのリズム隊が素晴らしい。




 ちょっと興奮してしまったので、「おそらく、一番良く聴いたロックのライヴアルバム」なんて書いてしまったが、THE BAND「Rock Of AGES」「LAST WALTZ」、Bob Dylan「Before The flood」「HARDRAIN」Lou Reed「Live in Italy」DAVE MASON「certified Live」それからDonny HathawayやMAGIC SAMやOTIS CLAY、なんかも同じ様に良く聴いたライヴアルバム。

15:36:36 | skri | | TrackBacks
Comments

通りすがり wrote:

ライノ・ハンドメイドは(ライノですら)普通に出してもペイしないアイテムを出す為のものなので日本独自で出すような男気のある会社があるかどうかですね。権利関係もありますし。

しかしこのレーベルが普通に買える日本のAMAZONは凄い、というよりいいんでしょうか。通販限定の筈だった気が。本国のAMAZONでも買えないのに。
11/20/04 21:51:50
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