Complete text -- "車中CD"

07 December

車中CD


 今の車は6連のCDプレーヤーがついているので、買った帰り道にすぐ聴く事ができる。なんだか嬉しいのだが、寂しくもある。でも結局、信号待ちでパッケージを開けてしまうのだが。
 
 この間、カレン・ダルトンの『In My Own Time』が正規盤で発売されたのを、店頭で知る。内容は熟知しているが、持っていたCDがアナログ起こしなので、迷わず購入。かれこれ20数年前、先輩に聴かせてもらい、一聴して虜になった盤だが、当時ですでに5,000円はくだらなかったと記憶する。なので、アナログは手に入れずじまい。2〜3年前のCDは前述したが、アナログ起こし。今回はジャケットの装丁も丁寧で、解説も結構充実している。
 内容はいわずもがな。2〜3年前に聴いたときよりもずっと20数年前にはじめて聴いた感覚に近い気がした。なんて書くと、ユーザーターゲットどんぴしゃりだが。手に入らなかったのだから仕方が無い。

 6連のプレーヤーなので、常に何枚か入っているのだが、最近は武満徹『Quotation of Dream』。何度も繰り返しているが、いつも何曲目を聴いているのかわからなくなる。逆に言えばどこを聴いても、同じように聴こえるのだが、それでも耳から離れない。私にこれを評する事はまだ出来ないが、どこを聴いても同じように聴こえ、それが耳から離れない、と言うのは、素晴らしいアルバムには共通することだな。
 あともう一枚は、エリアコード615。これは何となく聴き直しているもの。作曲、演奏、アレンジ、エンジニアリング、どれをとってもやりすぎ(笑)。ここまでやりすぎると、力ずくで耳から離れないのだ。

23:59:02 | skri | | TrackBacks
Comments

N.MORISHITA wrote:

カレン・ダルトン『In My Own Time』正規盤は私も買いたいです。

この間、NHKの「N響アワー」を観た時に、武満 徹さんの「ウインター」の映像が流れました。凛とした空気が素晴らしい演奏でした。とてもよかったので、後日、タワーレコード限定販売の「武満 徹作品集-岩城宏之氏追悼-」を購入しましたが、こちらも素晴らしかったです。

ところで話は変わりますが、12月20日にブランドン・ロスの新譜が発売されるようですね。

http://intoxicate.jp/label/...

前作『コスチューム』が素晴らしかったので、新譜も楽しみです。

桜井さんの年間ベストアルバム、楽しみにしています。
12/12/06 00:09:00

skri wrote:

『In My Own Time』やはり名盤。ファーストも大好きです。
 年間ベストアルバムは今年は無理そうです。なにせ、買った新譜が3〜4枚ですから。まあ、よく聴いたもの、と言う事でご勘弁を。
12/14/06 16:43:02
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