Complete text -- "記憶と風景"

03 February

記憶と風景

 
 このところ、レッスンと少しのリハーサルを除いて、ずっと自宅作業の日々だったのだが、昨日はシカラムータの高円寺・抱瓶でのライヴ。今日は打ち合わせやギターリペア、と二日続けて外の空気を吸ってリフレッシュ。躯の凝りも多少良くなる気もする。

 昨年、プロヂュースを手がけたトリンダージのCDが3月4日に発売される。今日はその文字情報の最終ミーティングだったのだが、土壇場で裏ジャケットの写真が入れ替えになったり、色も変えてみようか、等なかなかメンバーとデザイナーと私と五人で進めていく作業が難しくも楽しい。

 

 彼らのアンサンブルの出発点はショーロだが、その響きはあきらかに今の東京のもの。伝統を咀嚼したら、彼らも気づかないうちにこの音楽が出来ていたのだろう。演奏もさることながら、アルバムに収められたオリジナル曲を聴けばそのことがよく分かる。
 トリンダージの三人にとって、風景というものがショーロだとすれば、記憶は彼ら自身、彼らの歴史または未来なのだ。この場合、風景と記憶を逆にしても差し支えない。そして、その感覚はあなたにも覚えがあるはずだ。

 発売記念ライヴは3月2日、南青山マンダラ。
 よろしく。私も観に行きます。

23:54:00 | skri | | TrackBacks
Comments

にわの wrote:

今日、チラシをいただいてきました。
私も伺います。楽しみです!
02/14/06 23:48:23

skri wrote:

 宜しくです。もうすぐ盤が出来上がるのですが、本当に楽しみです。
02/17/06 05:27:21
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