Archive for July 2020

26 July

Fleetwood Mac 1971


 ピーター・グリーンが亡くなったとツイッターで見かけた。亡くなった方のことを、ネット上で書くのは好きでは無いのだが、ふとしたことを思い出した。

 数年前、ソウル玉でのレコードコンサートでジュダス・プリーストのグリーン・マナリシをかけたことがあった。ソウル玉の物置のレコード棚から見つけ出した12インチシングルだ。この曲はグリーン最後のフリートウッド・マックの録音曲だったよな、なんて事を思い出した。確か当時はシングルのみで正規のアルバムには未収録のはずで、その後CD時代になって知った。Then Play On、Kiln House、Future Gamesのマックは結構好きで、なんかこうもやもやとした暗さというかどんよりした感じ、楽曲がそうなっている訳じゃ無いのだが、今でもたまに聴く。

 この3枚メンバーがいろいろ入れ替わるのだが、それでもトーンは共通しているように感じる。

 ピーター・グリーン最後のマックでのアルバムThen Play Onの後にグリーン・マナリシがシングルリリースで、1970年にグリーンはマックを脱退。Kiln Houseはグリーン抜きの4人で、Future Gamesはスペンサーが抜けてボブ・ウェルチとクリスティーン・マクヴィが入る。

 興味深いのは1971年のフリートウッド・マックのアメリカツアー。この時すでにクリスティーン・マクヴィはメンバーだったと思われるが、ジェレミー・スペンサーが新興宗教にはまり、ツアーから離脱。でなんとピーター・グリーンを呼び戻したのだ。どうやら数回のギグがあったらしい。

 https://www.youtube.com/watch?v=aoip-Rnsm4s&list=RD17bqd4R9b7c&index=4

 多分、奥で少しだけ聞こえる太い音はグリーンであろう。

 2月と7月にあったらしいが、春にはボブ・ウェルチが加入するので、真相は如何に。


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24 July

Bob Dylan


 ミュージックマガジン8月号にボブ・ディランの新譜の拙稿が掲載されております。実を言うと、ディランの久しぶりのオリジナル・アルバムという事で、他の方の執筆もあるのであろうと思っていたので、このような内容になってしまいました。コード進行の縦書き表記がしっくり来ず、横書き縦表記にしてもらいましたが、読みづらいかも知れません。そして一箇所#が抜けました。2頁目の最初の方ですね。クリシェの件、CではなくC#です。次号に訂正をお願いしました。

 私が書いているのは全体戯言ですが、もちろん素晴らしいアルバムです。Sは一応スーマーの想定。

 それにしても、今感じたのだが、(ニュー)ミュージックマガジンに私がボブ・ディランについて書くなんて、思いも寄らなかったことで、あの武道館公演から何年経ったんだ。確かHard Rainの頃、ディランが表紙のNMMを持って、各駅停車と寝台列車で九州までいった頃だよ。京都では拾得でめんたんぴんかブレイクダウンを観て、山陰本線の夜行に間に合わなくなるかもしれないので、アンコール前に駅に向かったのだ。当時は各駅停車の寝台列車があったんだよな。

 まあ遠い昔の事を少し思い出した。


 文化庁の助成金について、電話で問い合わせたら案外すぐに繋がった。承認団体の確認番号は持っている件を伝えると、話は早い。今月中に申請できるな。


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18 July

Space is the Place ~ Maggot Brain


 2018年の動画です。当時はフェイスブックで高岡くんがアップしていたのもですが、なぜか画像が横になっておりまして、ようやく修正してYoutubeに上げました。Hope & McCullersで初めてこの曲をやった時の記録です。

 Space is the Place ~ Maggot Brain / Hope & McCullers



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11 July

Sometimes I Just Feel Like Smilin' その後


 さて、原稿も書き終え、明日は久しぶりに大熊ワタルさんのジンタらムータで神戸へ。そして明後日は広島に行く。

 ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドの最終アルバム『Sometimes I Just Feel Like Smilin'』だが、先ほど既に愛聴していた日本盤のサンプル盤を聴き直して驚いた。なんとミックスが違っていたのだ。先日オリジナル盤を聴いて驚くのも当たり前のことだ。おそらく、日本盤のミックスはトッド・ラングレン。で、Re-Mixingでクレジットされているフリッツ・リッチモンドがオリジナルのミックス。リッチモンドのミックスはライヴ感重視でリヴァーヴも多く、ホーンセクションが煌びやかだが、各楽器のレベル操作は少ない。ラングレンは燻んだ音だが、楽器毎のレベル操作は細やかとも言える。ライヴ盤後のリリース、そしてセールスへのプレッシャーと希望を考えると、やはり前者が正規と考えるが、ラングレン版とどちらにするかということは、クレジットを鑑みても、最後まで悩んだことなのだろう。が、何かの間違いで日本ではラングレン版がリリースされた。

 そして、また驚き。CDはどうなっているのかと、エレクトラの2枚組アンソロジー盤を確認してみる。このアルバムからは2曲しか収録されていないが、リッチモンド・ミックスに近い。驚いたのはそのことではなくて、曲が違うのだ。アンソロジー盤の最終曲「Song for Lee」は間違いで、テッド・ハリスが中心になって作った「Night Child」だ。今頃それに気づくとは間抜けだが、バターフィールドもかわいそうだな。



02:05:54 | skri | No comments | TrackBacks

10 July

2020年 7月ライヴ・スケジュール


 少しずつ復活しているのかも知れませんが、まだまだ不安は拭えませんね。

 7/11(土)ジンタらムータ 神戸 ビッグアップル 

 7/12(日)ジンタらムータ 広島 カフェ・テアトロ・アビエルト

 7/14(火)Off Flavor 千葉 柏 Nardis

 
 詳しくはblocにて。よろしくお願いします。


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