小松亮太　Rec.

　小松亮太君、レコーディング。まず、午前中の集合で前の録音日に収録出来なかった熊田さんの曲をキンテートで録音。早い段階でよいテイクが録れ、14:00前に終了。ここから私は次の録音曲終了まで待機し、譜面の清書をする。スタジオでは鬼怒無月さんと阿部浩二さんのアコースティック・ギター２本と小松君に弦カルテットという編成の録音が始まっている。ロビーに時々漏れ聴こえてくる音はとても気持ち良く、サウダージ感溢れる。夕方、松永さん、玄さん、パーカッションの佐竹君が到着するが、まだ出番までは時間がかかりそうで、近藤さん、ベースの田辺さん交えて談笑。そして21:00頃より拙アレンジの曲に取り掛かる。今回の小松君のリクエストはロンサム・ストリングスの感じ＋αとの事。しかしこれは悩みに悩んだ。このところの家での作業というのは殆どこの曲の事で、この半月、家で作業していない時も常に頭の片隅にあった。１週間くらい前の時点でのアレンジはちょっと大袈裟な感じで曲の長さも5分くらいはあっただろう。しかしこの１週間で削ぎに削いだ。そしてアレンジの都合上、やむなく原さんは不参加となってしまった。

　コンガの音色やタイミングに少しだけ手間取るが、速やかに録音終了。玄さん、松永さんはいつも通りの良い仕事ぶり。佐竹君も引き締めてくれた。そしてなにより小松君の素晴らしいバンドネオンがこの曲を完璧なものにした。エンジニアTさんにも感謝。MIXが楽しみだ。