Complete text -- "今日のレコード(棚 )9"

29 July

今日のレコード(棚 )9


 ようやくレコード棚が完成した。数々の仕事の合間に、塗っては磨き、また乾かし、と結局2週間程かかってしまった。レコードがリビングに溢れる状態が続いていたのだが、やっと落ち着いた。

 所有の全レコードを収めるつもりだったのだが、甘かった。100枚程のクラシックと150枚程の邦楽ロック、歌謡曲は別棚にして、新しい棚に少し余裕を持たせることにした。

 折角なので今回、レコードの並べ方を変えてみた。中米、南米、アフリカ、アラブ、アジア、沖縄、ハワイ、欧州辺境、純邦楽、以外は全てアルファベット順にした。たとえばFなら、フェアポート・コンベンション、ファイアファール、フィッシュボーン、 ファイヴ・ドゥトーンズ、ファイヴ・ハンド・リール、エラ・フィッツジェラルド、ロバータ・フラックという様に並んでいて、なかなかに楽しい。アルバム名義さえ覚えていれば、問題ないのだが、とにかく記憶力を衰えさせないことだ。

 棚の設計もかなりうまくいった。パイン集成材の材料費は15,000円くらいだったのだが、余った端材は1センチ角、36cmの棒だけなのだ。我ながら見事。

 昨日、JJケイルの訃報を知った。とてつもない喪失感。私が知るアメリカン・ロックなんて彼の手のひらくらいなもので、しかもそこは精巧なジオラマなのだ。いつ聴いても新鮮で、新発見も枚挙にいとまがない。金太郎飴なんて比喩もされているようだが、とんでもない。知っていても感じ入って笑ってしまう落語の様なものとも言えよう。そして、毎アルバム音像が変で微妙に変化しているのだ。これはレイドバックじゃないよ。奴の箱庭にだまされているのだ。

 ケイルについてはまた改めて書こう。今日は棚が完成してから、ナチュラリーとトルバドール、そしてCDだがナンバー10を聴いていた。ナンバー10は彼のキャリアの中でとても重要な一枚だと思っているが、実は3枚程聴いていないアルバムもある。やはりアナログを探す事にしよう。


 


01:46:54 | skri | | TrackBacks
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