Archive for March 2008
31 March
桜
先々日の3/29は湯川潮音「弦とわたし」ツアー楽日の九段会館。この桜の季節にこの辺りを訪れることは、ほとんど初めてで、かなりの人出と渋滞に驚く。
とても楽しいライヴだった。この素晴らしい歌声と一緒に演奏出来る事は、誠に光栄。
実は若干のアクシデントもあったが、なんて事は無かった、というより、むしろそれで良かった。彼女のキャパシティの広さ(笑)が、それを良しとさせた。
アンコールの最後の曲「しずくのカーテン」でアコースティックギターの弦が切れた。ステージ上で弦を切る事は滅多に無いのだが、このツアーのこの最後の曲を弾き始めた時、切れる予感も無い訳じゃなかった。エンディングでDのワンコードになり、8小節程弾いた後、4弦が切れた。この曲はレギュラー・チューニングなので、4弦はDである。この曲のキーの音。「弦とわたし」ツアー終了、と少しだけ感慨深い。今回の数々の楽器(アコースティックギター3本、エレキ6弦、エレキ12弦、ワイゼンボーン、バンジョー)にも、お疲れさま。
酒は飲みたかったので、半蔵門に宿を取る。打ち上げは最後までいく。神楽坂で4時まで。旨い酒だった。
昨日はジンタらムータ@東京芸大。この桜の時期の上野公園に来たのも初めてだったのだが、雨が降る夕方、人出は多く無かった。
もともとはアントニオ・ネグリ氏来日の為のイベントだったのだが、急遽、来日中止(というか阻止、詳細はこちら)になってしまったので、荒れたイベントになるのか、と思いきや、構内の人出はそれほどでもなかった。
当初、半野外のステージで演奏する予定だったのだが、寒さの所為もあり、急遽、一番人出があるイベント会場の屋内での演奏となったのだが、急造なので、簡単なマイクのみという、良い環境とは言えないが、好き勝手に弾いていたら、あっという間に終わってしまった。
終演後、こぐれみわぞうプレイングマネージャーより、ギャラをいただく。彼女が自分の財布から直接、私に渡してくれたため、なんだか、小遣いをもらった気分になり、上野で飲む。
帰り際に出会ったA新聞社のT女史を誘い、アメ横近くの「大統領」という居酒屋。コの字カウンター越しに見知らぬ人との会話に花が咲く。私の左隣は新婚カップル(女性は看護師、男性は元証券会社社員だったが、倒産、再就職の山形出身)右はT女史、その隣に格闘家の娘程年が離れているであろう彼女、そして、その美声の格闘家、その格闘家を兄貴と慕う元力士、それから、カンボジア生まれだと言い張る、佐世保出身の元力士。ここでカウンターを囲むのも何かの縁。もう二度と会う事は無いからこそ、ささやかな旨い酒を飲もう。なんと楽しい事か。
しかし、またもや西武線終電を逃す。
23:55:00 |
skri |
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28 March
4月 ライヴ・スケジュール
耳も肝臓も休む暇無し。さてもう4月、一年の1/4がもう過ぎようとしているのか。
4/2(水) シカラムータ 吉祥寺 Star Pine's Cafe 19:30〜
シカラムータ・ダブルビート・オーケストラ
大熊ワタル(cl,etc)、こぐれみわぞう(ching-dong,etc)、北陽一郎(tp)、川口義之(sax)、太田惠資(vn)、渡辺明子(tb)
関島岳郎(tuba)、Gideon Juckes(tuba)、吉田達也(ds)、外山明(ds)、桜井芳樹(g)
詳細はwww.cicala-mvta.comにて。
4/3(木) 青山陽一(g,vo)+桜井芳樹(g) 下北沢 lete 20:30〜
青山君とのデュオは初めてです。
4/4(金) 酒井俊(vo) 横浜 ドルフィー 19:30〜
高木潤一(g)、松永孝義(b)、岡部洋一(per)、桜井芳樹(g,bjo)
毎回目がはなせない酒井俊さんです。
4/11(金) 今堀恒雄(g)+桜井芳樹(g) 大泉学園 in F 20:00〜
初対面です。
4/19(土) Lonesome Strings 横浜 サムズアップ 17:30〜
桜井芳樹(g,weissenborn)、田村玄一(pedal steel)、原さとし(5 string banjo)、松永孝義(b)
ロンサムストリングス久しぶりのライブは原さとしプロデュース参加の第五回横濱バンジョー祭りです。
演奏時間は20分程なので、多分「ケルン・コンサート」一曲です。
他出演者 有田純弘、村上律、青木研、バンジョーストンパーズ
東京芸術大学創立120周年記念企画ミンストレルバンド、Jeffly山田
バンジョープレイヤーコンテストもあり。商品が凄いらしい。
原さんに「俺も出ようかな」と言ったら、出演者は駄目、と釘を刺されました(笑)。詳しくはこちらにて。
4/29(火・祝) 鈴木祥子(vo,pf,g) 浜離宮朝日ホール 17:00〜
オニキユウジ(g,vo)、松永孝義(b)、POP鈴木(ds)、桜井芳樹(g)
一月にインエフでご一緒した鈴木祥子さんに呼ばれました。インエフから浜離宮朝日ホールと振り幅大きく楽しみです。
詳しくはこちらにて。
よろしく。
さて、明日は湯川潮音@九段会館。花見の後にうってつけでしょう。
23:22:41 |
skri |
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27 March
25 March
今日のマイク
乃木坂にて中島ノブユキさんのプロダクションの録音。
スタジオに入るなり、ドラムスを片付けている様子で、ダビングと察知した。そのドラムを片付けていたのは、みどりん。お互い「前、ご一緒しましたよね」と挨拶を交わすも、名前が出て来ず。再び自己紹介を交わし、二年前の中島美嘉セッションで一緒だった事を確認し、談笑す。
で、ピアノ、ベース、ドラムスのリズムセクションを聴き、アコースティック・ギターを構え、中島さんの指示を仰ぐ。「もっと我関せずで、楽にいて下さい」。この、みどりんのビートで同録だと確かにもりあがるよな。そして、一人股旅気分で演奏するが、数テイク、どうにも盛り上がって、ちょいとやり直して、エレキのダビング。「漂って下さい」と言われたので、好きに2テイク弾く。中島さんの音はもの凄く信頼しているので、好きに使っても、使わなくても、という感じでセッション終了。
その後、飯なんぞ食らいながら、マネージャーのSさんと昔話に花が咲く。「もうあれから10数年ですね」なんて感じ。
そうこうしているうちにストリングスの録音開始で、今、潮音ちゃんでも一緒のヴィオラの菊池さんにもお会いし、乃木坂を後にする。
で、今、中島さんのバッサカイユを聴いているのだが、もうほれぼれしております。プッチーニがなんて美しく、シェナンドーにやられました。(実は大好きな曲で、ロンサムストリングスでもやろうかと思案中。それにしても、この曲の芳垣さんは素晴らしすぎ)
23:58:00 |
skri |
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