Complete text -- "Lonesome Strings -vol.2- new lost city ramblers ●text 其の七●"

27 April

Lonesome Strings -vol.2- new lost city ramblers ●text 其の七●



10. garcia

 もともとはアルバムに収録するつもりでは無かったのだが、ほぼ八割方録音が終了した時点で、曲順なんぞ考えていたら、アコースティックの小品が欲しくなり、自宅にて録音。
 曲は2001年に鈴木惣一朗氏に渡したデモ・テープに入っていたのもので、作曲もその頃。その後、関島岳郎氏とのデュオで何度か披露した後、曲をいろいろ膨らませたり、違うパートを書いたりもしてみたが、ほぼ当初のデモと同じかたちで録音。結局、極シンプルにソロ演奏。ミックスもマスタリングもほぼ何もしていないに等しい。
 全く難しくない曲だが、録音自体は少し手間取った。自分の思い描いている音で録音出来ないのだ。音決めまで二日程かかった記憶があるが、結局、追い込めたとはいいがたい。が、他にチョイスもない。自宅の機材、音響、と私の録音テクニックでは無理もない。とはいえ、今聞くと、そう悪くは無い。何か小さな事にこだわりすぎていた気もする。
 一応、書き留めておくと、理想はアグスティン・ペレイラ・ルセナ。

 時々、garciaとは誰かの事?と聞かれる事があるが、そういう時は照れ隠しにJerry Garciaと答えている。嘘では無い。でもガルシア・マルケスでもガルシアの首でもマリナーズにいたピッチャーでもかまわない。RAUL GARCIA ZARATEの影響があると自負しているが、プレイは似ても似つかないものなので、ライヴではエレクトリック・ギターで弾いている。


00:36:34 | skri | | TrackBacks
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