Complete text -- "11/27,28 World Standard 20th Anniversary 代官山Unice"

29 November

11/27,28 World Standard 20th Anniversary 代官山Unice



 ワールド・スタンダードの20周年ライヴ。本当に楽しい二日間。御来場の皆様、本当にありがとうございました。そして、鈴木惣一朗さんはじめ大勢の出演者の方々、お疲れ様でした。
 それにしても二日間とも、惣一朗さんは八面六臂の大活躍だったが、両日とも登場からかなりのハイテンション。なので出演者一同大いに盛り上がるが、同時に、ワルスタ本番までもつのか、と誰もが思った。が、さすがに少しのクールダウンを挟みつつ、ワールドスタンダードのステージは賑やかながらも、少し落ち着いたものだった。
 通常のライヴと違い、鈴木惣一朗氏のパーソナルな面が垣間見られた、なんとも楽しい二日間だった。

 二日目終了後、会場で軽く打ち上がった後、恵比寿方面に河岸を変えて打ち上げ。五十嵐さん、藤原マヒト氏らの親父衆(俺もか)、仲の悪い(笑)アノニマス三人衆や五月蝿いノアルイの面々等々、楽しい夜だった。


 正直なところ、今回のワールド・スタンダード、ちょっと枯れた味わいが魅力だったような感もある。メンバーが多いので全員が揃ったのは本番当日のみだったが、リハーサルがちょっと多めだった所為か、ステージはかなり余裕の演奏。当然フレッシュとは言いがたかった。が、そのあたりはおそらく計算済み。今回のALABASTERに代表される演奏曲目はやさしいリフレインがさざ波の様に折り重なる音楽。難しい事は全く無い。むしろ、リハーサルを重ねる事によって、どんどん業が無くなっていく。ただ、演奏していれば良いのだ。だが、さざ波は常に一定では無く、時々思いも寄らぬ模様や音になる。その部分を演奏者が自然に担うという役割分担がされている。曲によっては少しだけアドリブパートもあるのだが、リハーサルを重ねる事によって、それはほんの少しの波紋だったり、場面転換だったり、と明確になっていくが、この音楽で自分が精一杯の事をする、ということは、そういう事だ、と思い知る。

 それでも、本番になると、邪心というか悪戯心ともいうか、あまり楽器を弾かない分カセットテープを操作したりと精一杯遊んでみた。モニターが無いので、音量操作はいい加減で音源のレベルもまちまちだった。明らかに失敗もあったし、マッチした部分もあった。とても楽しんだが、また違った業か、とちと反省もあり。

23:38:33 | skri | | TrackBacks
Comments

N.MORISHITA wrote:

ワルスタイベント、2日とも観に行かせていただきました。本当に楽しかったです! 惣一朗さんのドラム入りのロンサムの「ケルンコンサート」すごくよかったです。曇天の空の彼方からかすかに光が見えてくるようなエンディングが、いつにも増して素敵な演奏でした。高田 漣さんのライブもおもしろかったです。「Borsalino Blues」のポンコツっぽい(?)味わいが最高でした。クラフトワークとYMOの曲は、リニアモーターカーで走っているような演奏が素敵でした。
イベント1日目のベストドレッサーはダントツで桜井さんだったと思います! でも2日間通して、ついつい目がいってしまったのは、時折エフェクターでおもしろい音を出しておられたチェロの徳澤青弦さんでした。サンディーやDois Mapasのアルバムでの優雅なチェロがとても印象的だったので、今回のイベントで徳澤さんの音を聴いてそのギャップがおもしろかったです。80年代志向バリバリのルックスの高田 漣さんもおもしろかったですが、全体的にアヴァンギャルドな風情の徳澤青弦さんAB型が、私のなかではワルスタイベントを象徴するような存在として、なぜか印象に残っています(笑)。チャンスがありましたら、ロンサムとアノニマスという組み合わせでライブを開催していただけるとうれしく思います。イベント1日目のアノニマスのライブもとてもよかったです。カンちゃんの歌う「TO A WILD ROSES」はため息ものでした。

ワルスタのライブ、本当に素晴らしかったです。一つ一つの音が重なってゆったりと調和しているかんじが素敵でした。桜井さんが演奏の合間に操作されたいたのは、カセットテープだったのですね。漣さんも何か操作されていて、ライブの間中ずっと気になっていたのです(笑)。

というわけで、桜井さん2日間お疲れさまでした。イベント時に配付されたパンフレットの桜井さんの祝辞、拝見いたしました。ワルスタ30周年はぜひ浜松で観たいです。10年後が楽しみです(笑)。
11/30/04 00:53:09
Add Comments
:

:

トラックバック
トラックバックURL