Complete text -- "いせや"

21 October

いせや


 昨日はリハーサルの後、レッスン。その間、割と時間があったので、吉祥寺を散歩。
 
 新築のいせやがもう出来ているではないか。しかも満員。

 


 サウンドラボ・ズミにも久しく行っていないので、寄ろうと思ったのだが、定休日。いせやに寄ろうかとも思ったが、午後一からのリハーサルだったので、空腹を感じ、少し歩いて、五日市街道近くの中華屋に入る。そこの自動ドアは壊れていて、把手に張られたガムテープには手動です、と書かれている。ガラス戸なので中の様子はよくみえ、客はカウンターに年配の男性が一人。レッスンまではまだ二時間くらいあったので、ビールと焼き餃子を注文し、席に着く。入り口の右手はカウンター、左は壁に平行にテーブルが三つ程。壁側の椅子は作り付けでテーブル三卓分をカバーしているので、かなり長い椅子なのだが、クッション部の破れをかなりの部分ガムテープで補修してある。むしろガムテープ部分の方が多いくらいだ。その補修がほとんどない入り口近くのイスとテーブルは子供の学習帳に占拠され、その店の子供が勉強している様子だ。
 その子供の隣のテーブルの壁側ではない方に座り、テレビを見ながら、喉を湿らせていたら、餃子が運ばれてきた。空腹にはこの焦げ色は待ってましたと言わんばかり。卓上の醤油、酢、ラー油の瓶は予想以上の油のべたつきだったが、そんな事はさほど気にしない。おっ、値段の割に案外いける餃子。そのあと、さっぱりしたラーメンをすすって、レッスンに向かった。

 とある生徒の5年越しの悩みが少し解決され、ホッとした。


22:53:01 | skri | | TrackBacks
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