Complete text -- "都城駅"

24 March

都城駅


 昨日はカルメン・マキさんの南九州ツアーの最終日、宮崎県都城市。

 一昨日宮崎でのライヴの後、旧知の友人も交え、結構飲んだ。ホテルに戻ったのは午前4時が近い頃だった。なので、昨日昼間は二日酔いとまではいかないが、なんだかぼっとしていた。起きてからは、水を飲んだくらいだが、当然、食欲はあまり無い。何も食べないまま、車移動。昼12時過ぎた頃に都城に着く。県第二もしくは第三の都市だが、車中からでもかなり広大な盆地の上に成り立っているのが、よく解る。バイパスの様な交通量の多い大きな道は、パイパスではなくそのまま市内中心部を突っ切っている。今回の三日間は最初は鹿児島、二日目宮崎、そして都城、という順で移動は全て車。だから、二日目の昼間もこの都城を通過している訳だ。ここに来たのは、初めてではないが、泊まった記憶も飲んだ記憶も無い。一度行った街は何となく少しは憶えているものだが、全く記憶がない。リハーサルまで時間があるので、体をリフレッシュする為にも散歩でもする事にした。
 ホテルから、3〜4分歩くと、都城駅があった。駅舎にあるうどん屋で、蕎麦を食べる。値段は駅蕎麦価格だが、立ち食いではない。酒もコーヒーもある。店のおばちゃんも愛想がいい。話をすると、町の中心部は隣の西都城駅の方らしい。蕎麦を食らった後、コーヒーを飲み駅舎をながめていた。中に入り、時刻表を見ると、一時間に多くても3本の列車なのだが、5分後に隣の西都城行きが入線するので、切符を買ってホームに出た。風情のあるプラットホームだ。

 

 

 西都城駅までは5分くらいだったか。いまだに駅の看板はこれで、つい最近廃線になったのか?なんて思ったりしたが、これは志布志線の事。廃線は1987年だから、20年この駅名標は変わっていないのだ。都城駅はそれなりに趣があったが、こちらは全く無い。構内もやけにだだっ広い。
 少し歩くと国道に出る。デパートもある街のメインストリート。車の交通量の割にはアーケードを歩いている人は少ない。ちょっと脇に入ると飲屋街。ある程度の規模の街ならこういう場所はどういう訳かすぐ見つけ出せる。昼間なので人はいない。少し古くてうす汚いいい感じの飲屋街だが、おそらく閉店している店も少なくないだろう。

 その後、一時間程ゆっくり街を散策して、ホテルに戻った。


 今回のツアーのスタッフの一人のMさんは東京の方だが、この都城の飲屋街には何度か来た事があるらしい。聞けば、一人で飲み歩く事も多く、30年『篠ひろ子』を探していると言う。私が「無いですね、そんな店は。でも探しますね。私も20年探してますが、あきらめてかけてます。でも、あったらいいですよね」。彼は「そうでしょ。なんだかんだと探し続けてますよ」。その会話を聞いていた、別の女性スタッフは「男はやっぱり馬鹿ね」と笑っていた。

  
 ライヴは初日の鹿児島こそ、状況により問題が無い訳ではなかったが、宮崎、都城と回を重ねるごとに、まとまりとライヴ感が上がっていった。特に都城ではマキさんのはじけっぷりが印象的だった。

23:47:00 | skri | | TrackBacks
Comments

タケゾーです wrote:

酒井俊さんのライブ、初めて聞きました。桜井さんや岡部さんがバックに入っていたので行きました。いやぁー
やられました。ロンサムとは又違った大人の音楽人間のライブ感を堪能しました。

ふちがみとふなとの会は一杯でしたよねぇ。ロンサムと出会って良い音楽を楽しむ機会が増えました。明日からのツアー、お気を付けて!
03/29/07 01:43:54

skri wrote:

 ありがとうございました。今日のこのメンバーは、久しぶりでしたが、落ち着いて演奏出来ました。
 次回、ロンサムは4/13です。よろしく。
03/29/07 03:37:00
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