Complete text -- "本日のBLUES"

21 April

本日のBLUES


 暖かくなってきた所為か、作業中のコンピューターのフリーズに二回程悩まされるも、SAVEだけはしっかりしているので、特には焦らず。急がずに十分さましてから再起動。
 その間に、傍らのアコースティック・ギターをとる。常日頃はDモーダルチューニングだが、三弦を半音下げ、Dチューニングにしてみる。Fred McDowellのスライドはこんなだったかな。と真似してみる。あのビート感はたやすく真似出来る訳ではないが、なんとなく近づいた気になったところで、CDを聴き直してみた。

 

 あれ、全然違うフレーズだ。オクターブのベースランしか似ていない。おそらく、SON HOUSEかBUKKA WHITEと勘違いしているのだろうな。
 それはさておき、このMISSISSIPPI FRED McDOWELL、私ごときがデルタ・ブルーズの巨人のこのアルバムたいして何を形容してよいのやら。痺れるし痛いし苦い。
 
 久しぶりに聴いて、驚いた。そして、だいたいこのアルバム、音響的に少しおかしいとも言えるが、それがまた良い。聴いている自分がFRED McDOWELLの前で体育座りしている感じなのだ。おのずとギターのサウンドホールが自分の目の前。それに比べ歌はすこしオフぎみとも言えるが、少しだけ高い天井のリヴィングルームがよく響いているようで気持ちがよい。一曲目と二曲目のイントロは同じフレーズなので端的にわかるが、微妙にマイキングが違っていて、二曲目の方が全体的にオフでリヴィングのアンビエンスが多め。反対に一曲目は目の前40センチにギターがあり、歌は天井に反射して降ってくる。だいたいの曲においてギターが目の前、なのでもの凄いビート感のギターが堪能出来る。

 最後の最後にCOMOと言う静かな曲が入っている。エレキ・スライドのスピリチュアル。泣!

23:50:00 | skri | | TrackBacks
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