Complete text -- "PSALTERY"

09 February

PSALTERY


 

 Bowed Psalteryとよばれる楽器。かれこれ15年程前に手に入れたのだが、滅多に使う事が無かった。レコーディングでほんの数回だろうか。

 Bowedと言うからには弓で弾く訳だが、二等辺三角形の等辺の駒の間の弦に弓をあてる。向かって左側がピアノの白鍵、右側が黒鍵にあたる。構え方は知らないが、弦を真上から見る感じだろうか。弦は鉄ですべて同じ太さのもの、アコースティック・ギターの2弦くらいだろうか。

 久しぶりに今日ひっぱりだして、録音してみたのだが、弓弾きはニュアンスが出しづらく難しい。なので、つま弾いてみる。小さい音だが、冬の空にキンと響く透き通った音だ。ただ、弦の間隔がせまいので、思い通りにつま弾くのもかなり大変で、目がくらくらしてくる。ミファ、シド以外の半音は隣り合わせではないので、コラやカリンバのように、両手で弾く方が都合がいいが、これまた鍛錬が必要だ。

 いろいろ調べてみたら、三角形では無いつま弾きようのPsalteryもあるようだ。チターを簡素にした感じに見える。

 ところで何と発音していいかよくわからないのだ。楽器店ではプサテリーと言っていたが、プサルテリーというのが本当なのだろうか。日本プサルター協会というのも存在しているし、カルボナーレなんたら、と言っていた人もいる。

 合奏の写真を見ると大正琴の感覚にも近い気もする。
 案外、愛好者は多いようだ。

 冬の小三角とでも言おうか。

01:54:48 | skri | | TrackBacks
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