Archive for December 2005

11 December

森下交差点

 
 サウンドチェックが終わって、蕎麦でもすすろうと思い、何気なく清澄通りを北に歩くと亀戸行きの都バスが目の前の停留所で止まった。急に思い立ち、森下までバスに乗る。森下は私が大学時代に出前持ちのアルバイトをしていた蕎麦屋がある。
 門前仲町から歩いても15分ほどなので、バスなら5分で森下交差点にさしかかる。まさにその交差点が蕎麦屋の場所。当時は割とそこそこ上品ながらも大衆的な一般蕎麦店だったのだが、その後店の敷地にはマンションが立ち、現在はその一階で手打ち蕎麦を謳い文句にした高級感ある店構えに変わっている。
 20年前と違い、この交差点も師走の所為か、随分明るい印象を受ける。当時はよく出前をしていたこともあるが、高橋(たかばし)の方が、活気ある商店街にも思えたのだが、現在の森下交差点付近の人出は予想以上だった。
 交差点を過ぎたところでバスを降りたのだが、車窓から交差点付近で行列を見つける。この行列で予想以上の人出を感じたのだが、近づいてみると、開店間際の山利喜だとわかった。この有名居酒屋、蕎麦屋バイト当時一度つれられていったが、それ以来入った事はないし、記憶は曖昧。人気店だという事は知っていたが、居酒屋に行列して入るのは性にあわんし、本番前に軽く一杯やりたいだけなのだ。なので、やりすごして、高橋の魚三にでも行くか、と思ったところ、山利喜暖簾が出る。一人だったので、難なくカウンターに座れた。
 それにしても、開店同時にほぼ満席。20分も経つと、売り切れメニュー続出。
 煮込みは少し洋風で旨いが、なんとなく落ち着かなくなり、40分ほどで席を立ち、魚三に向かうが、こちらも満席。しかも4,5人待っているのであきらめる。

 結局、15分ほど歩いて門前仲町にもどり、少し富岡八幡あたりを散策してから、ライヴに臨んだ。

13:56:42 | skri | No comments | TrackBacks