Archive for January 2008

20 January

ES-125


 さて、先週からライヴやらレッスンやらでいつもの生活に戻ったようだが、正月の夜更かしが未だ抜けず、明け方に眠る日々が続く。

 今年の初ライヴは、久しぶりの大泉学園in Fにて。坂本弘道さん(cello他)、鈴木祥子さん(vo,p,ds)と三人で、インプロ、ソロ、鈴木さんの曲等。坂本さんの鉛筆削りを使った秀逸なパフォーマンス(思わず、どうなるのか休んで見入ってしまった)の後に鈴木さんの弾き語りがあったり、ロック魂炸裂のインプロの後、ジョ二・ミッチェルのウッドストックをやったり、ふり幅のある夜で、かなり楽しんだが、最後はスタンダードで落ち着いて締めくくる事が出来、その後、酒も進む。マスターのサービスで松前漬けをいただくが、これが大変美味。

 一昨日は関島岳郎さん(tuba,recorder他)とデュオ。一部30分インプロの後「Some Happy Day」を二部一時間インプロの後「Some Happy Day」そして、アンコールは関島さんのカシオトーンが美しすぎる「Some Happy Day」で締めくくった。二人のデュオはここ数年何度かやってきたが、こんなにインプロばかりでやったのは、初めて。また折りをみてブッキングしよう。

 昨日はレッスン。今年から初級者ウクレレのクラスも受け持つ事になったのだが、実はギターの頭でウクレレを弾いているので、ポジションを教えるのに手間取る。ウクレレももう少しなれなきゃいかんな。
 その後、ギターレッスンに教室は変わるが、スタジオに来ていたS君にギブソンES-125を借りて弾く。プラグインしてアンプのスイッチを入れただけで極上のトーンだったが、あまりにスムースなので、特に気を取られる事無くレッスンは進んだ。が、今日、家で譜面を書きながらギターを弾いていたら、昨日の125の極上のトーンが頭の中で蘇った。思わずeBayで検索したら、掘り出し物も多そうだ。が、ここは我慢。
 それにしても、フルボディ、カッタウェイなしの125がこんなに良いとは思ってもみなかった。シンボディのカッタウェイ無しは、何度か弾いた事があって、枯れ具合が好みだったが(同じ形のエピフォンの方がより好み)、やはりフルボディの音の深さは相当魅力がある。
 フルアコを探している方は相当お勧め。しかも結構安いときている。
 
 ギブソンは一本も所有していないので、かなりそそられるが、写真で我慢しよう(笑)。

 

23:55:00 | skri | 3 comments | TrackBacks

02 January

2007/12/31


 昨年暮れは20年ぶりくらいに大晦日の複数ライヴ。

 夕方、吉祥寺マンダラ2に入ると、関係者のマスク率高し。ラインアップの一角、宮武希さんもその一人で、いつもの威勢が無い。
 サウンドチェックをとっとと終わらせ、蕎麦屋でくつろごうと考えていたのだが、思いのほかリハーサルに手間取り、蕎麦屋の暖簾をくぐったのが、開演時間の30分前だった。なので、ビールで喉を湿らせるだけにした。

 
 (リハーサル L to R 田村玄一、桜井芳樹、松永孝義、原さとし)


 出演時間が少し後の関島岳郎オーケストラの面々(川口隊長とイトケン)は既に座敷でくつろいでいるし、エコーユナイトのメンバーもぼちぼち集まり始め、年の瀬のイベントらしい空気でこの蕎麦屋はちょいと楽屋状態。

 さて、今夜のロンサムストリングスは一番手。空きっ腹に飲んだ所為か、少しだけほろ酔い気分でライヴにのぞむ。個人的にはいつもながらエンジンがかかるのが遅く、おまけに玄さんと私に機材トラブルが相次ぎ、ステージ進行は盤石ではなかったが、このところの新曲の出来が気持ち良かった。次のアルバムの見通しもグッと良くなった。

 

 二番手はさかな。一曲目の「Blind Moon」でもう耳は釘付け。この二人が悪い訳は無いのだ。特にこの夜は西脇さんのギターのタッチが驚く程明瞭で、人ごとではない親近感を持つ。素晴らしいトーンだった。ポコペンさんの歌は言わずもがなだが、常にタップしている足元の小箱が効いていた。最後の曲にゲスト出演する玄さんに便乗して私も一曲弾かせてもらった。西脇さんのギターアンプの後ろで彼のうっとりするようなトーンを堪能しながら、自分なりに反応させてもらった。なんだか、あっという間に終わった。

 関島岳郎オーケストラfeaturing三枝彩子は、壮大だった。物凄く身近な雰囲気で始まり、気がついたら物凄く大きな景色を見ていた。三枝さんのアルバムはもうマスタリングまで終わっているらしいが、早く出しなさい、オフノート社長!!

 風邪の宮武希嬢が「ユンケルは本番のどれくらい前に飲むのが良いのか?」なんて聞いてきたが、本番はなんら問題なかった。久しぶりに彼女の暖かい歌を聴いた。松永さん、今井忍さんの支えっぷりは見事。

 

 折角だから、写真とったよ、と彼女に告げると「待ち受けにしなさい」と強要させられた。(笑)

 
 さて、関島さんと新宿ピットインに移動。電車の中で偶然、知人に遭ったりと、年の瀬感たっぷりだが、新宿3丁目の駅は思いのほか静か。

 ピットインでは渋谷毅オーケストラが演奏中。楽屋で酒井俊さんに、酔っぱらっていないかどうか、聞かれたが、まあ、ほろ酔い気分で、まもなくステージが始まった。割とFIXされたメンバー(太田惠資さん、関島岳郎さん、岡部洋一さん、私)に青木タイセイさんが加わるという形だったのだが、この日はいつもより音の出方がはっきりしていた。その所為かどうか、進行もテキパキとしていて、一気にカウントダウンに突入し、俊さんはスマートに決めた。ステージ終了後、ビールを二本程飲みつつ、いろいろな方に挨拶し、吉祥寺に戻る事にした。

 大晦日の電車は終夜運転で動いてはいるが、時間間隔がかなり空くので、吉祥寺に辿りつくのに、結構時間がかかった。が、マンダラ2にはかなりの出演者が残っており、店長の中野さんからシャンパンが振る舞われたグッドタイミングで到着。

 この店にも大分世話になってるな、なんて、感慨に耽っていたら、いきなり、もう閉店だよ、と追い立てられた。(笑)

 さあ、吉祥寺で川口隊長と一緒にいると云う事は、もう行くところは決まっている。中華街(店名)。早速、予約を入れたらしく、座敷を確保。そして紹興酒ばかり飲み続けた。
 国分寺の駅に着いたときは、夜が明けていた。

22:46:55 | skri | No comments | TrackBacks