Archive for 07 May 2009

07 May


 最近、やけに文章を書いている。この一週間、なにかしら書いていた。ああ、正確にはキーパンチ。しかも遅い。もちろん指一本で打っている訳ではないが、かなり、我流。なので、ブラインドは勿論出来ない。キーボードを見てうつので、ときどき、英数とかなモードが逆になっていて、無駄な数行を打っている事はしばしばだ。
 
 手前味噌だが、家内の書く文章は美しく、よくもこんな表現が出来るものだと、感心する事しきりだが、彼女曰く、私たち夫婦の文章がここ数年似て来ているらしい。私には解らないが、長い間一緒だと、数々の習慣は共有され、味覚をはじめ、色々なものの好みも一緒とは言わないが、何故それが彼女(彼)の好みじゃないかぐらいは、想像がつく。と言う事は、これだけ彼女のものを読んでいれば、文章も似てくるのだろう。更に言うならば、私も少しは文章が書ける様になったという事か。

 と、ここまで書いて、二分。速くは無いが、そう遅くも無いだろう。

 とあるサイトで、連載をやることになり、その原稿を書いていた。第一稿はすぐに書けた。まだ掲載されてはいないが、連載なので、その先二つくらいは、目星をつけておこうと思い、キーを叩いた。過去にさかのぼる話は、想い出すのに難儀なものの無いわけではないが、調べるのもまた難儀。

 もう一つ、ライナーノーツのようなものも書いていた。こちらは印刷されるので、神経を使う。誤字、脱字だ。先程、二回目の推敲を終えたが、思いのほかミスが多く、日を改め、あと数回はチェックしないとならないだろう。

 だが、実は私は校正が得意なのだ。多分、私の唯一の特技とも言えるもので、桜井李早『YES』にも一役買った。この間、酒井俊さんがリリースした田中信正さんとの素晴らしいアルバム『Night at the Circus vol.1』をリリースしたが、それを渡されたときも、「多分、誤字は無いと思うけど、あったら教えてね」と言われた。という事は、相当念入りにチェックされたんだな、と思い、隅から隅までみたが、完全な間違いは只の一カ所だったと思う。

 とここまで、プラス5分。で、俊さんのアルバムをかける。ああ、これ素晴らしいな。酒の様に身体に入ってくる。酒のようと言うのは、不適切か、でも、飲んでいるのだから、他に言葉も見つからない。

 さて、酒を追加するか。

 連載については、近日中だと思うが、また改めて紹介します。


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