富士〜名古屋〜大阪〜京都〜神戸

　と、酒井俊さんのツアーでした。

　富士ケルン
　初めての店だが、数年前の故・大原裕さんのブッキングの件で記憶している店だ。マスターのMさんとその時の話になり、事の顛末を聞く。なんでも当日のメンバー分の弁当が8人前程用意されていたらしい。
　素晴らしく音の良い小屋で、音数が少なくても、まったく問題なかった。
　滑り出しは上々。

　名古屋K.D.japon
　ここも初めて。とても魅力のある店なのだが、この日は集客に苦戦。その所為ではなく自分が悪いのだが、高架下にある店の為、時折の電車の音が妙に気になる。普段はどんな音もOKなのだが。
　終演後、なんとなく飲む気がせず、早く寝る。

　大阪♭フラミンゴ
　ここも初めてだった。この日より、船戸博史さんが加わるので、しっかりとリハーサル。船戸さんがやけに弾きまくっていると思ったら、借り物のベースとの事。なれなきゃね。と言っていたのだが、本番はさすがにいつもの音。
　レンタルでプリンストンリバーヴを用意して下さったのには感謝。おかげで気持ちよく響かせることができた。
　開演前、終演後のBGMは中村まり。主催のFさんに、中村さんを連れてきて下さいよ、と言われるが、彼女は一人で充分だから、直接呼んであげて下さい、と答えておいた。
　昨日飲んでいない所為か、酒が旨い。マスターのWさんの秘蔵のアナログから森繁久彌を聴く。聴き入る。素晴らしすぎ。ギタリストとして浜坂福夫と言う方が、クレジットされているのだが、そのプレイがこれまた素晴らしく。極上の音。

　京都磔磔
　暑い。暑すぎる。四条河原町辺りは40度はあったんじゃないか。なので、昼飯でもうビール。本番前にも本番中にもビール。
　EBBYさんに久しぶりに会う。相変わらず若々しい。おもわずギター談義。最近EBBYさんは再びグレッチ・ホワイトファルコンを使っているらしいのだが、それは最近のモデルでかなり出来が良いらしい。ホワイトファルコンが似合う日本人ギタリストはそうそういないだろう。
　終演後、磔磔水島さん達と飲みに行くが、空きっ腹がたたってダウン。酒は飲んだがまたしても早めに寝る。

　神戸ビッグアップル
　三人での三日目ともなれば、コンビネーションも意外性もどんどん音楽的に機能してゆく。
　本番中は録音をまかされていた所為か、マスターのKさんも静かだったのだが、終演後はいつもの酔っぱらいに。
　呑み足りないかな、というくらいにして、お開き。
　
　東京も暑いですな。