Archive for 02 July 2008

02 July

Lap Steel


 久しぶりに楽器を買った。オークションなので、格安で手に入れる事が出来たが、試奏は出来ない。このように楽器を手に入れたのは初めての事である。

 


 ものは写真上のグヤトーンのラップスティール。60年代後期から70年代初期のものと思われる。到着後、自分でも細部まで部品をはずし、掃除をしたが、オークション時の写真からも結構な美品である事はわかった。

 下のラップスティールは今まで使っていたテスコ。このテスコ、国産のこの手のものにしては、かなり作りが良く、フレットボードもしっかりしているし、ピックアッププレートもかなり厚めのプレート、そして何より、ボディの材はわからないが、かなり重量があり、膝上での安定感は申し分無い。ビザールギターと呼ばれる、チープな良い音よりも少し太めで、ここ8年近く、シカラムータから中島美嘉までレコーディングでも使ってきた。

 と、この銘器のテスコEG-8Nラップスティールだが、実は借り物で、ついに返却する事になった。

 ということもあり、グヤトーンを購入したのだが、このテスコの8弦は割と珍しい。同じクラスの8弦もそうお目にかかるものでは無く、少し思案の後、この度はあっさりと6弦を買う事にした。

 さて、悩むのが、チューニング。
 8弦テスコは、低い8弦よりDGBDEGBDのG6チューニングにする事が多かった。本来、A6にするところを、通常のギターのオープンGのポジションが似ているので2度下げた訳だ。
 ところが、よくよく思いかえせば、私なんぞが弾くにあたっては8弦を駆使してフレージングする事はまず無いし、大体この弦は親指置き場になっている事の方が多い。それにA6にするところを二度下げしているので、すこしテンション不足。おまけに8弦は多分065以上のゲージなので、手に入りづらく、結局この8年程一度も張り替えてない。(1,2弦どちらかを一回切ったくらいで、それ以外は8弦に限らず、替えていないが)

 と云う事は7弦あれば、充分だ、と思ったのだが、7弦で手頃なものは、8弦を探すより難しい。

 さて、このグヤトーン6弦、これを機に、Amチューニングを試してみるか、やはりGチューニングか、と悩んでいて、まだ弦を張っていない。


 
23:05:20 | skri | 2 comments | TrackBacks