Archive for 17 May 2008

17 May

westcoastsounds


昨晩のひさしぶりのmixi日記の転載及び加筆ですが。

-----
 さっき、オニキユウジさんと軽く呑んでいて、ウェストコーストの音の話になったのだが、ウェストコーストサウンド一体何を指すのだろう。

 ジャクソン・ブラウンやイーグルスを聴く前の12〜3歳頃、たとえば雑誌のポパイとかテレビドラマで見るアメリカ西海岸の雰囲気を子供心に大ざっぱに解釈したら、サラサラの長髪だったり、サーフィンだったり、気持ちの良い風だったり、ハンバーガーだったり、洗いざらしのジーンズとTシャツだったり、テイクイットイージーだったり、と爽やかでハッピーな印象があったのだが、その後、実際耳にしたウエストコーストサウンドはプリテンダーや呪われた夜やブラックローズだったので、今考えれば、暗いものばかり。

 で、何が言いたいわけじゃないのだが、酔っぱらったのでここまで。

 あなたが好きなウエストコーストサウンドをお教えいただければ幸いです。
-----

で、コメント以下。

-----
Mさん
ジェシ・コリン・ヤングの
I shall be releasedを聞くと、
ウエストコーストだなぁとか思います。

Yさん
ドゥービーですね。
それも、“スタンピート”。
リアルタイムで聞いた、初めてのウエストコースの音楽です。
物凄い躍動感がありました。
マリア・マルダーも、ここで始めて聞いたと思います。

Gさん
ママスアンドパパスってその部類でしたっけ、、
ともあれすごく好きです。

Cさん
お互い大好きなライ・クーダーなんて、もろ西海岸の人だけど、
イメージ違いますもんね〜。
リトルフィートだって暗いっちゃ暗い。
でもそういうのが好き、ってことで、
ほんとは西海岸ってそういうもんだったんでしょうかね。
よく考えたらビーチボーイズもかなり暗い…。

Uさん
アサイラム系の音なのかなウエストコーストサウンドって。もう家の棚には1枚もない(^_^;)
西海岸で好きなのはクイックシルバー・・・なんて好きです。

あと70年代のハワイのバンドはもろに西海岸のロックに影響されてますね、カントリー・コンフォート大好き。

zさん
やっぱガンジャだんべや

-----
私のコメントは以下。

 かなり説明不足でしたな。当時レコードの帯なんかに「ウエストコーストサウンド決定盤」みたいなコピーをどっかで見た気がしたのですが、日本で当時言われていたのは、たぶん'71〜2年からホテルカリフォルニアくらいまでの音源の一部なんでしょうな。

 で、今、イーグルスの1stを聴いてみたら、ドラムはやけに湿った感じだし、かなり最小限のアンサンブルでコーラスとアコースティックギターが目立ち、メロディは大きくシンプルですな。クレジットをみたらロンドンのオリンピック録音。

 おそらく、その後のフールズゴールドとかシルバーとかファンキーキングスとかファイヤーフォールとかもう少し解りやすい爽やかさでシャープだった気もします。


Mさん
ヤングブラッズ「ハイオンアリッジトップ」ですね。出だしのスピードゥが大好きです。自分たちでレーベルを作ったり、音にも表れてますが、それ以前のコミューンぽさも微妙にありますな。たしか、ジェシコリンヤングは東出身のはず。20数年前の大隈講堂でのライヴは見られませんでした。
今、アナログ引っ張りだしたら、五郎さんの解説、ちょっと恥ずかしい感じ。

Yさん
私もスタンピートがリアルタイムでした。アイズレーのカバーのバクスターのギターソロは私がコピーした数少ないものの一つです。
マリアマルダーはジムクエスキン、ジョンセバスチャン、ジェフマルダーの流れが強くて、どうも西海岸の印象がないのです。

Gさん
ママスアンドパパスはマンデイマンデイとか夢のカリフォルニアくらいしか、今思い浮かびませんが、あのコーラスワークはやり場のない暗さを感じ、それはそれで大好きです。

Cさん
って結局、バーバンクだよね。

Uさん
大ざっぱに言ったらアサイラムからあの憂鬱さを抜かして解釈したのが、当時日本で言われていた、ウェストコーストなんでしょうな。私のイメージとしては今聴いていた、イーグルスのピースフルイージーフィーリングがもっとも「ああこれね」という感じでした。曲を作ったのはファンキーキングスのジャックテンプチンだけど、このバンド、ジュールズシアーとグレッグリーズがいたのですよ。クイックシルバーはシスコサウンドって紹介でしたよ。シポリナいいすね。ニッキーホプキンスもいたし、あれイギリス人か。ワイナマロ!

zさん
何それ(笑)


-----

多感な時期にLAで過ごしたオニキさんのジャクソン・ブラウンのリアルタイムが「running on empty」との事。で、そのオニキさんつい最近そのアルバムを本当に久しぶりにそのアルバムを耳にし、あまりの絶望感に当時感じた印象とのギャップに驚いた、と言っていた。
この当時の日本での紹介のされかたになんか妙な興味深さを持った夜だった。



23:55:00 | skri | No comments | TrackBacks