昨日、今日

　今日は夕方より吉祥寺にてレッスン。
　高田漣君のワークショップやAsa-Changのドラム・パーカッション教室と重なり、スタジオは大賑わいだったが、私は一番遅い時間だったので、レッスン終了時間には、人も少なく、後の祭り感が何となくただよう、そんな中、レッスン生のO君（最近バンドが解散し転換期）、T君（ギターは豪快だが、それ以外は細かい事を気にする、ナイス青年）と酒の話になる。O君はどうやら外での独りの酒が好きらしく、私は少し先輩風を吹かせ、ツアー中の独り酒の話をする。

　見知らぬ人との酒の席での会話について。
「どんな話をするんですか？」
「たわいもない事だよ」
と言ってしまえば、元も子も無いが、まあ大体は出身地とかその土地の風土、歴史とか時事ネタとか。
「見知らぬ女性に話しかけたりするんですか？」
「それはまず無い。ただ、そう数は多く無いが、話しかけられれば、それなりの対応はして、話が弾む事も無い訳じゃない」
　で、先日の上野での飲み屋の話をする。





　昨日は、今堀恒雄さんとのデュオ。初対面しかも私は開演15分前に店に着いたので、あわててセッティングをしている最中、もう既に綺麗にセッティング（足下のエフェクターボードのエフェクターの配置や配線がとても整然とされていて、見入ってしまった）されている今堀さんが登場し、開演5分程前に初めてご挨拶した次第。

　なので、前半は言葉少なのご挨拶感が色濃く、逆に後半は好きにやりましょう、という感覚だったが、私は弾きながら今堀さんのタッチと音色にただただ聞き惚れていた、と言うのが、正直なところだ。

　
　（mixiで写真発見。いただきました）


　終演後、見に来て下さった松本治さん交え、話に花が咲く。今日の演奏は、今堀さんが碁の感覚で、これはどうでしょう、と一個石を置くのに対し、私は、すいません、囲碁はわかりません、五目並べだと思ってました、というチグハクさが、微妙だが、終演後の松本さんの笑顔を見たら、多分それはそれで良かったのだろう、と勝手に思った。

　松本さんはその店のご近所の酒が進んでいる。（3年前くらい前のツアーでご一緒して、かなりの割合で一緒に飲んだのだが、音楽を熟知されている方で、私は尊敬しているのだ）

　「ライブが終わって飲み続けていると、ちょっと醒めてくるんですよ」
　私は車で来ていたので呑めない。

　結構話はプライベートな事におよんだので、ここでは書けないが、自分の体も酒を欲して来ているので、もう少し話をしたいが、隣で松本さんが飲んでいる日本酒がとにかく旨そうで、よだれが出そうになる。醒めてくるんですよ、と言いながら、いつの間にか関西弁になっているし。

　よほど、酒注文して代行を頼もうかとも頭によぎったが、予算的に潔く帰る事にした。