Archive for July 2008

04 July

小物


 下のラップスティールの弦を張るために、近くの楽器屋まで行く。もちろん、ラップスティール専用弦セットを店頭で望むのは難しく、普通のエレキ弦で代用、と言う魂胆だ。

 購入したのは、弦を数セットとピック数枚だが、最近のギター関係の小物の氾濫はめざましく、興味深く陳列をながめた。

 このところ、自宅作業が続いているが、休憩の合間にネットでギター関係の小物を調べてみたりもしている。アコースティックギターに関するものは、物凄く情報が多く多く、しかも、深いとも言えるし、オタク的でもある。そんなこと考察するよりも練習した方がいいだろう、と思わなくも無いが、それを含めての趣味なので、まあ、微笑ましくもある。

 さて、このところ私が試した様々な小物を紹介してみよう。

 ●クリップ式チューニングメーター
 最近はレッスン生もみんなこれを使っている。かなり安価になったのも理由の一つだろう。私はクリップ式がどうも嫌で普通のインプットタイプか、貼付け式を使っていたが、便利さに負け、使っている方も多いコルグを購入。反応はすこぶる良く、このタイプでは最も高性能であろう。ただ、ライヴ中は液晶が見にくい。それに、これは個人的な意見だが、本番中にこのチューナーがギターのヘッドについているのはちょっとかっこわるい気もする。(そのルックスが気になるバンジョー奏者用に、クリップ式チューナー用のアダプターまで発売されている。驚き)

 ●コーティング弦
 古い弦の響きが好きなのだが、ピッチが悪くなるのは避けられない。ツアー中とかは楽器の管理が楽なので、時々エリクサーを使う。が、このエリクサープレーン弦はコーティングされていない。なので、古くなれば当然ピッチは悪くなる。が、その頃にはコーティングはぼろぼろになっている。でも響きはそれなりにきらびやかさを保ってもいる。不自然な気もしないでも無い。

 ●弦コーティング剤
 エレキ弦はフェンダー以外はフラット弦なので、コーティング弦は無い。なので、自分でコーティング弦を作ってみる。ストリンググロス2,000円也。塗った後弦を乾かさなければならないので、それなりに面倒。響きはまあ長持ちするが、古い弦派はそれはいらない。ピッチは少し長持ちするが、フラット弦は1セット1300円くらい。コストパフォーマンスまあ悪く無い。
 あまり張り替えたく無い楽器にはおすすめ。
 但し48時間以上充分に乾かしても、運指時の微妙なべたつきは少しある。

 ●紙ヤスリ
 これは一押し。有田純弘さんがサムピックの親指腹があたる部分にカッターで切れ込みを入れていた。滑り止めとしてシンプルかつ効果的。早速試したが、なれていないので意外と作るのに手間がかかる。先日偶然ギターリペアのH氏その話になり、紹介してもらったのが、サムピック親指腹部分に紙ヤスリを張る方法。紙ヤスリ(数値は自分で検討してね)と両面テープだけ、数百円でもう一生分のサムピック滑り止めが出来る。特にピック部がティアドロップになっている薄いものには効果的。


 まだあるが、眠くなりました。続きはまた今度。

 
05:23:52 | skri | No comments | TrackBacks

02 July

Lap Steel


 久しぶりに楽器を買った。オークションなので、格安で手に入れる事が出来たが、試奏は出来ない。このように楽器を手に入れたのは初めての事である。

 


 ものは写真上のグヤトーンのラップスティール。60年代後期から70年代初期のものと思われる。到着後、自分でも細部まで部品をはずし、掃除をしたが、オークション時の写真からも結構な美品である事はわかった。

 下のラップスティールは今まで使っていたテスコ。このテスコ、国産のこの手のものにしては、かなり作りが良く、フレットボードもしっかりしているし、ピックアッププレートもかなり厚めのプレート、そして何より、ボディの材はわからないが、かなり重量があり、膝上での安定感は申し分無い。ビザールギターと呼ばれる、チープな良い音よりも少し太めで、ここ8年近く、シカラムータから中島美嘉までレコーディングでも使ってきた。

 と、この銘器のテスコEG-8Nラップスティールだが、実は借り物で、ついに返却する事になった。

 ということもあり、グヤトーンを購入したのだが、このテスコの8弦は割と珍しい。同じクラスの8弦もそうお目にかかるものでは無く、少し思案の後、この度はあっさりと6弦を買う事にした。

 さて、悩むのが、チューニング。
 8弦テスコは、低い8弦よりDGBDEGBDのG6チューニングにする事が多かった。本来、A6にするところを、通常のギターのオープンGのポジションが似ているので2度下げた訳だ。
 ところが、よくよく思いかえせば、私なんぞが弾くにあたっては8弦を駆使してフレージングする事はまず無いし、大体この弦は親指置き場になっている事の方が多い。それにA6にするところを二度下げしているので、すこしテンション不足。おまけに8弦は多分065以上のゲージなので、手に入りづらく、結局この8年程一度も張り替えてない。(1,2弦どちらかを一回切ったくらいで、それ以外は8弦に限らず、替えていないが)

 と云う事は7弦あれば、充分だ、と思ったのだが、7弦で手頃なものは、8弦を探すより難しい。

 さて、このグヤトーン6弦、これを機に、Amチューニングを試してみるか、やはりGチューニングか、と悩んでいて、まだ弦を張っていない。


 
23:05:20 | skri | 2 comments | TrackBacks