Archive for 25 December 2007

25 December


 先月、池袋でライヴがあった時、サウンドチェックから本番まで結構な時間があったので、一人で結構飲んだのだが、あまり良く無い焼酎だったのか、たいした酒量ではないのに、頭がぼっーとしていた。演奏には差し支えなかった、と言いたいが、実際は少しは差し支えていたに違いない。ただ、それよりもその後2週間は右手の指に痺れがあり、楽器を弾くのは問題なかったが、字を書く事は少し難儀だった。まあ、日が経つにつれ、痺れは少しずつだが減ってゆき、今はもう何ともない。

 その所為も少しはあったか、先々週の東北ツアーでは、かなり控えめに飲んでいた。酔う為というよりも、体を温める為にという程度だったと思う。

 だが、数日前の小松亮太君の名古屋でのコンサートの打ち上げで、ちょっと悪い飲み方をした。最近では名古屋での単独ライヴは日帰りという事も多く、最初から打ち上げが設定されている事を知っていたのも良く無かったかもしれない。
 演奏はかなり上々だった。この9人編成、数年前は音符と格闘するのが、やっとでその達成感がライヴのテンションを上げていたが、今は違う。全員が全員の音を瞬時に余裕を持って聞きわけ、アンサンブルを作り上げる。多少のほころびはその後の流れをより大きくする起爆剤になったりもする。これは面白い。
 さて、そんな気持ちのよいコンサートを終え、打ち上げ会場のビアレストランへ。このところビールは少し控えめにしているのだが、この場所ではそうもいっていられない。ピルスナーを駆けつけ2杯飲んだ後は、ギネスやペールエールをパイントは進む。多分通常の3倍くらいのビールは飲んだはずだが、どうもあまり酔わん。が、そもそも何故そんなに酔おうとしているのか、とは、その時は考えたりしないのだから、これは悪い飲み方の始まりかもしれん。店柄、焼酎は無いので、シングルモルトに目がいく。結局、閉店までの短時間に、ラフロイグをダブルで4杯程。この時間にこれは良く無かった。このところの習慣では、ウイスキーに行くと、それはもう終了の酒なのだ。しかし、心地よい酔いはあらわれず、もう一軒寄る。なんだかんだとバンドメンバーはほぼ全員で居酒屋に。さて、焼酎からやり直すか、と、まずは軽くチューハイで喉の渇きを癒す。が、座敷の隅で寄っかかっていた所為のあるが、ここへ来てウイスキーの酔いが少し来たと思ったら、眠くなった。

 案の定、翌日はアルコールが残っていた。頭も体も何ともないが、顔のまわりのアルコール臭はどうしようもない。喉はかなり乾いているが、こういう時に限って、結構いいホテルに泊まっていたりするもので、館内に自販機は無い。冷蔵庫の水を飲むと、みそ汁が欲しくなったが、朝食の時間は終わったところだった。幸い、名古屋だったので、味噌煮込みうどんを久しぶりに食い、東京に着く頃にはアルコールはまあまあ抜けていた。


 昨日は、梅津和時さんのライヴ。ライヴ事態が「キャバレー!大忘年会」と銘打たれている事もあり、演奏と飲みが完全にセットされている状況。
 ライヴはもう完全に楽しませていただいた。選曲もかなりべたべただったのだが、シンプルに燃えるのだな、こういうのは。個人的には、緑魔子さんの伴奏をつとめさせてもらったが、光栄の極み。が、結構緊張した。
 打ち上げの最中、煙草を取りに楽屋にいったん戻って出てきたら、緑魔子さんと石橋蓮司さんが帰るところだった。普段、こういう時写真は撮らないのだが、この二人となれば、話は別。だが、その時携帯電話は持っていなかった。なので、握手をして席に戻った。
 酒はかなりいろいろ用意されていて、結構な量があったであろう。特に川口隊長の差し入れの芋焼酎は美味で、ロックが進んだ。が、微妙に終電車が気になる。2杯飲んだところで、西武線の一番最寄りの駅までの終電時間が過ぎ、3杯終了時には西武線を完全にあきらめる。もう1杯で決断の時間がまた近づいてくるのだが、どうも、落ち着かなくていかん。先の名古屋での事もあり、結局、JRの最終に間に合うように、おいとまさせてもらったが、なんか口惜しく、駅までゆっくり歩いた。


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