TINTINYANA

　昨日のコメントのTINTINYANAの件。

　20年くらいとても大好きな曲で、いつかやってみたいな、と思っていたのです。が、こんな曲が自分でも作れたら良いな、とも思っていました。実はそうして出来た曲がSTRADA『山道』所収の「二十世紀旗手」（タイトルは太宰治から拝借）なのですが、当時のアンケートにはキング・クリムゾンみたいだ、とも言われました。（笑）が、残念ながらクリムゾンは未だにほとんど聴いた事がありません。

　先月、久しぶりにDoller Brand『TINTINYANA』（オリジナルはKaz）と『african piano』を聴き直したところ、やはり心奪われ、2/18のイベントの楽屋で（時間も結構あったので）ギターで弾いてみたのです。やっぱり、弾いているだけで盛り上がります。
　ただ、リハーサルの時間があまり無かったので、無理かな、とは思っていましたが、今月頭のツアー中に譜面を書き（音源を持って行かなかったので、結構いいかげんな採譜）6人でセッションした次第。

　自分のライブラリーを確認したら、「TINTINYANA」に関しては、5バージョン持っていました。年代順にアルバムタイトルは以下。

　1.ANATOMY OF A SOUTH AFRICAN VILLAGE（録音1965）
　2.african piano（録音1969）
　3.TINTINYANA（KAZ原盤、日本編集）（録音1971）
　4.ancient africa（録音1972）
　5.AFRICAN SPACE PROGRAM（録音1972）

　5.のみ名義がDoller Brand Orchestraとなっていて、かなり趣がちがいます。一番好きなのはやはり、3.（南ア録音）ですが、2.4.のソロももちろん素晴らしいです。1.2.4.はコペンハーゲン録音（しかも同じライヴハウス）。ちなみに5.はニューヨーク録音。

　同じ曲のバージョン違いを５つも持っているなんて、案外意外でしたが、それほどまでにこの曲ばかり聴いていた時期があったのです。

　もう少し整理して、こんど４人でやってみようかな。