Archive for 12 September 2006

12 September

VICTOR JARA


 Bob Dylanの新作『MODERN TIMES』がこのところの愛聴盤だが、ライナーを読んでいたら、前作『LOVE AND THEFT』のアメリカでのリリースは5年前の9・11だったらしい。(その日は家内と外食に出て、その帰り道、あと数分で家につく時に車のラジオでセンタービルの報道を聞いたのだ。今でも良く覚えている)
 
 その前作もよく聴いたし、前々作『TIME OUT OF MIND』は個人的Dylan5指に入る作品。そしてその前の『World gone wrong』もかなり聴いた。要するにここ10数年のBDは、私にとっては目が離せないものなのだ。

 でもDylanについて今日は書くつもりは無い。

 これは数年前に確認した事だがラテン・アメリカでは9・11はチリのクーデターとして人々に記憶に濃く残っているようである。ガルシア・マルケスがジャーナリスト時代に、戒厳令下のチリの事を記したものがあったな。あとで、探してみよう。『戒厳令の夜』もそうだったかな。好きでは無いが、三人のパブロが死んだ、で始まるのはこの本だったか?(ちなみに、ネルーダ、ピカソ、カザルス)

 記憶が曖昧だ。

 昼間、気になり、チリの9・11をいろいろ検索していたら、パラ姉妹、キラパジュン、インティ・イリマニらは、海外公演中で亡命を余儀なくされた事を知った。

 ビクトル・ハラの命日は9・11の3〜4日後と記憶している。

 
 レッスンに向かう道すがら、久しぶりにビクトル・ハラを聴いた。素晴らしい事は言うまでも無い。

03:28:00 | skri | No comments | TrackBacks