Archive for 21 August 2006

21 August

NASHVILLE


 このところ、家で譜面を書く日々だが、同時に高校野球もみてる。昨日も今日もかなりの熱戦だったので、はかどらなかった事は言うまでもない。が、幸い一試合なので、まあなんとかなっていると言えるのか。

 例のジョンベネ事件がなんともよくわからなくなってきて、???だが、10年前によく目にした、あのコンテストかなんかで唄っているビデオがまた放送されている。その後の不幸を知っているから不気味に映るのだが、やっぱり明るいよな。そして歌はお世辞にも旨くない。で、何を思い出すかと言うと、ナッシュビルのメインストリート。ほんとにああいうファッションで、何も考えてないだろう、てな感じで、唄ってる輩は探さなくても、すぐに目にするのだ。(テレビでもよくやっていたのだが、カントリーと同じくらいホワイト・ゴスペルと宗教ソフトロックは根強い)まさにイメージどおりの嫌な(笑)カントリー。きっと、エスカレートしていくとピンク・フラミンゴかドリー・パートンか、っていうおばさんは結構闊歩している。(でもパートンは特別。やっぱり歌はいいよな)
 ところが、ちょっと裏に入っていくと、その華やかさはなく、田舎町風情。だがみあげると、あのBellのでっかいビルが光っている。もっとずんずん歩くと、スタジオや音楽事務所が多いあたり。夏の昼間に歩いている奴は誰もいない。ハンク・ウィリアムスゆかりの建物や、その親戚が便乗しているような、HANK WILLIAMS STUDIOなんていう掘建て小屋風情のスタジオもある。ハンク・ウィリアムスはもちろん素晴らしい。しかも暗い、というか恐ろしい。ジョニー・キャッシュやマール・ハガードもそうだが、もうデカダン。殺人とか囚人とか不倫とか、そんな歌が多い。

 まあ一体いつからあの嫌な(笑)カントリーになったのか、なんて思っていたが、ジョンベネの真相はともかく、事件のキーワードは結構揃っている。まあ、ハンク・ウィリアムスがロリコンを取り上げたかどうかは知らないが。

23:55:00 | skri | No comments | TrackBacks