Archive for December 2006

15 December

ABIGAIL WASHBURN


 のサイトを見ていたら、新譜が出ている事を知った。

 

 早速、アマゾンで注文しようかと思ったが、商品は見つからず。米アマゾンにも見当たらない。彼女のサイトからは直接買えるようだが、ミニアルバムなので、送料を考えると結構割高。しばらく待ったら店頭でも見かけるかも知れないので、それまでサイトの試聴で我慢しよう。(一曲をのぞいて、完全再生出来るのだ)
 そのまま、試聴しながら、AWのサイトをみていたら、どうやら11月は中国を廻っていたようだ。メンバーはこの新譜のSparrow Quartetでベラ・フレックもいる。
 今、試しにYouTubeで検索してみたら、何と上海や北京公演の様子がアップされているじゃないか。途中で切れてしまうが、昨年のアルバムの一曲目など素晴らしいぞ。貼るのは面倒なので、YouTubeにてAbigail Washburnで検索して下され。

23:43:16 | skri | No comments | TrackBacks

11 December

VIOLETA PARRA


 昨日、変な夢を見た。
 夢の中で、私は白昼、車を運転していた。私がいつも使う大きな街道で、大規模な交通検問に引っ掛かる。こんな真っ昼間だが、飲酒検問だ。私の番が来る。警官が飲酒検知器を差し出し、息を吹きかけるように、命じた。私は何のためらいも無く息をかけるが、検知器は反応したようだ。「もう一度」と確認されたが、やはり反応する。「おまえ、酒飲んでるだろう」と、夢の中でも警官は横柄だ。「いや、飲んでません」。「でも酒は飲むだろう。最後に飲んだのは何時だ?」。「一昨日の晩です」。「ほらみろ、飲んでるじゃないか」。そんな馬鹿な!。と、夢はこの辺で終った気がする。

 今日、移動中、件の夢と同じ街道を走っていたら、交差点ごとに、警官がやたらに多い。検問ではないのだが、とある大きな交差点の渋滞待ちで、非常棒をかざされ車を止められた。その時は結構な音量でビオレッタ・パラを聴いていた。(実は数日前から、凄く聴きたかったのだが、CDが見つからず、今朝ようやく探し出したのだ)検問ではないので、すわ、職質か?と思った。

「おまえが今聴いているのはビオレッタ・パラだな」
「はい、良くご存知で」
「おまえ、革命家だな、トランクを見せろ」
開けたトランクには、機材が満載。
「何だこれは」
「楽器の他はアンプとエフェクターボードとシールドケースです」
「ほらみろ、わけのわからんものばかりだ、連行する」

なんてことには、ならなかった。(過去、似たような事は実は一度ある)ただ、対向車線で右折するパトカーを誘導するだけだった。


 それにしても、ビオレッタ・パラの歌声は素晴らしい。ざらっとしているが、とてもかわいらしく、なおかつ、根源的な力に漲っている。
 その歌声を久しぶりに聴いていたら、渋滞の中だったが、あっという間に目的地に着いた。

 
 たしかビオレッタは自殺で命を絶ったと聞いている。アジェンデはもう力をつけていた頃かも知れないが、クーデターより前の話だ。(と記憶する。気になる人は調べるように)ビオレッタの死後5〜6年後(だったと思う)、あのチリの9・11。パブロ・ネルーダは病床だったが、救急車を差し止められ死亡。ビクトル・ハラはギターが弾けないように手を砕かれ、処刑。キラパジュンとインティ・イリマニはアジェンデ政権の文化使節で海外公演中でそのまま亡命。(だったと思う。調べないで書いているので、間違っていたらごめん)

 で、今日、さっきニュースで知ったが、ピノチェト元大統領が遂に死亡。

04:34:00 | skri | No comments | TrackBacks

07 December

車中CD


 今の車は6連のCDプレーヤーがついているので、買った帰り道にすぐ聴く事ができる。なんだか嬉しいのだが、寂しくもある。でも結局、信号待ちでパッケージを開けてしまうのだが。
 
 この間、カレン・ダルトンの『In My Own Time』が正規盤で発売されたのを、店頭で知る。内容は熟知しているが、持っていたCDがアナログ起こしなので、迷わず購入。かれこれ20数年前、先輩に聴かせてもらい、一聴して虜になった盤だが、当時ですでに5,000円はくだらなかったと記憶する。なので、アナログは手に入れずじまい。2〜3年前のCDは前述したが、アナログ起こし。今回はジャケットの装丁も丁寧で、解説も結構充実している。
 内容はいわずもがな。2〜3年前に聴いたときよりもずっと20数年前にはじめて聴いた感覚に近い気がした。なんて書くと、ユーザーターゲットどんぴしゃりだが。手に入らなかったのだから仕方が無い。

 6連のプレーヤーなので、常に何枚か入っているのだが、最近は武満徹『Quotation of Dream』。何度も繰り返しているが、いつも何曲目を聴いているのかわからなくなる。逆に言えばどこを聴いても、同じように聴こえるのだが、それでも耳から離れない。私にこれを評する事はまだ出来ないが、どこを聴いても同じように聴こえ、それが耳から離れない、と言うのは、素晴らしいアルバムには共通することだな。
 あともう一枚は、エリアコード615。これは何となく聴き直しているもの。作曲、演奏、アレンジ、エンジニアリング、どれをとってもやりすぎ(笑)。ここまでやりすぎると、力ずくで耳から離れないのだ。

23:59:02 | skri | 2 comments | TrackBacks

06 December

1975か76


 1975〜6年頃、中学生の私はよく図書館でレコードを借りていた。人気のあるビートルズ、ストーンズはいつも貸し出し中で、よく知らないものを片っ端から借りては聴いていた。当時はカセットテープもそんなに安価じゃなかったので、録音しなかったものも結構ある。

 そんな中の一枚が昨日夜更けに聴いていた「ジョン・マーク/友に捧げる唄」。マーク=アーモンドのジョン・マークのソロ。こんなの好きだったなんて、恥ずかしいが、一昨年だったかCD化されていたので、思わず買ってしまったのだ。久しぶりに聴き直したら、やはり恥ずかしい部分も多いが、いや、やっぱり好きだな。(笑)となりで、家内がほくそ笑んでいた。

 で、今日移動中に聴いていたのが「ジョニ・ミッチェル/夏草の誘い」。これも75年。(図書館に入っていたのは国内盤だったので、76年かも知れない。当時は国内盤発売まで随分時間がかかったのだ)こんなに良いアルバムだったのか、と何度も繰り返す。当時はこんな風に聴こえなかったはず。

 RCAブルースの古典やポール・ロブソン、デイヴ・メイソン、ハンブル・パイなんかはカセットのダビングして結構聴いていたが、ダビングしなかったものは、今になってみるとちょっと気になる。しかもタイトルも憶えていないものもおおいな。たとえば、ウィロン・ジェニングスとトム・ポール・グレイサーとウィリー・ネルソンが一緒にやっているアルバムとか、ドノヴァンの白いジャケットであぐらかいているやつとか、アルビン・リーがフランス人みたいな名前の人とだしたアコースティック路線のアルバム、キャット・スティーブンスやショーン・フィリップス(?髪の毛長い人)、エミルー・ハリスのエリートホテル、これは憶えてるな。まあ、等々。今、聴いてみたいやら、いまさらなぁ、という気が半々なのだ。

 でも仮に店頭で見つけて、ボーナストラック付きデラックスエディションで紙ジャケット(まあ紙ジャケはどうでも良いのだが、スペース的には◎)とかだと、惹かれるのは事実。なんだが、それがまた嫌なのだな。

23:57:20 | skri | No comments | TrackBacks