Archive for 01 June 2005

01 June

条件


 ロンサムの録音の後は、カルメン・マキさんのライヴあり、その他リハーサルやレッスン、エンジニアS氏との打ち合わせ等々、と忙殺されていたのだが、今日は自宅作業、そして来月になだれ込む。

 数日前、プロデューサー及びドラマーのSS氏(とりあえずまだ伏せ字)から久しぶりに連絡があった。12月の彼がとても力を入れているコンサートの出演依頼だ。結構ビッグバンドに近い大編成になるらしく、リハーサルの為の11月下旬からのスケジュールもあわせて打診された。一通りスケジュールの件をかたずけると、SS氏はこう言った。
「ただ一つ、条件があるのだが、聞いてくれ」
「何?」
「演奏中は禁酒」
 そしてSSは続けて、
「だけど、俺は飲むよ」
 どうやら、ステージ上で私と一緒に演奏しながら飲んでいると、酒が進みすぎてしまうらしいのだ。事実、過去いくつも一緒にやったライヴでは、最初から最後まで飲みっぱなしだったことも少なく無い。そういえば、RTのライヴでは、飲み過ぎて普段と全く違う事ばかりやっていた事がある。ところが、それが大好評だったので、エスカレートする訳だ。その後のRTライヴではSSはドラムを叩かず、一曲踊りっぱなし、というのもあった。だいたい彼は酒のグラスをタムやスネアに置くから叩けなくなるのだな。

 でも、自分は飲む、と言う。酒豪では無い。少量の酒は雑念が無くなるらしいのだ。彼と初めて一緒に演奏したのは、もう10年以上前の函館でのMA氏のコンサート。その時、私は、飲みながら演奏する人なのだな、と認識したのを覚えているが、後で聞いたら、ライヴで演奏する事はほとんどないので、少量飲まないと緊張するとのこと。ただ、夏の函館の野外、ビールが本当にうまかったことは良く覚えているし、ライヴもとても良かった事もとてもよく覚えている。

 話が逸れたな。とりあえず、音楽監督の言う事にはさからわず、禁酒の件は承諾した。

00:21:08 | skri | No comments | TrackBacks