浅草木馬亭

　昨日の木馬亭、思いのほか出番が少なく、ちょっと拍子抜けだったが、面白かった。ちんどん通信社はかなり達者で変わった楽団だが、ライブは相当面白い。ちんどんも変化しつつあるのだな。
　その、ちんどん通信社、ミュージックマガジンで中村とうよう氏に酷評されたらしいが、なら、売れるかもしれんぞ、がんばれ。

　帰り道、車中でFMをつけたら、冨田ラボこと冨田恵一さんがゲスト出演で話をしている。口調は昔とかわらんな。笑う。かつて、短期間だったがバンド仲間でもあったし、仕事もいくつか一緒だった。しかし、単独でラジオのゲストってのは、出世したなぁ。俺は木馬亭か（笑）。

　そういや、木馬亭で国本武春さんのチラシをみかけた。国本さんのアルバムに参加したのもかれこれ１０年くらい前か。

　
　今日も一日トリンダージのミックス作業だったが、ちょいとフリーズ多いか。

宇都宮

　宇都宮にてカルメン・マキさん。宇都宮といえば、今や「餃子」しか思い浮かばないが、宇都宮の吊り天井は宇都宮城だったよな、とおもいつつ工事中の城跡脇のライブハウス、BIG APPLEに到着。サウンドチェックを軽くすませると、店主より餃子の差し入れ。美味。ビールが進むが、車なので少量にとどめる。
　帰路、空腹を感じるが、インター近くに店は無し。仕方なく国道を上るが、ますます暗くなる。栃木市方面に進んでいたのだが、少し道に迷ったか、と思いきや、右折、暗闇に突然「日光ラーメン」の暖簾。暗闇の掘建て小屋風情の店は一瞬、幻かと思うくらいだったが、現実、しかも汚い。しかしラーメンは旨い。普通の醤油ラーメンが嬉しい。そしてお代２５０円。帰り道も丁寧に教えてくれ、難無く帰宅。

川越

　川越にて酒井俊さん。今日の会場、鶴川座・創奏は明治２３年に芝居小屋として創業を開始、戦中戦後は歌手興業で栄え、その後映画館に、最後はポルノ上映館で幕を閉じたが、今年ライブスペースとして再生、趣きありすぎる小屋だ。そして、音もすこぶる良い。音響を考慮して設計された訳では無いと思うが、小屋の響きがとても良いのだ。これぞ長年のエージングとでも言えるか。
　ただ、残念なことに地主、建物主の関係で来年取り壊される可能性もあるのだ。もちろん店主はじめスタッフの方々は存続すべく奮闘している。私に出来る事と言えば、署名と演奏することしか思いつかないが、とにかく存続を強く願い、古い街並を後にした。

　

上野

　上野にてシカラムータでイベントに出演。水上音楽堂は大分前に一度やった事が有るが、野外とは言え、屋根の所為でかなりひどい残響。本番はかなり解消されたとはいえ、集客４割ほどでは、吸音効果も予想以下。友部正人withマーガレットズロースが素晴らしいステージだったのだが、唄が聞き取れない部分も多く、ちと歯がゆい。その友部さん、シカラムータのゲストで「平和に生きる権利」を唄ったのだが、これがまた素晴らしく、後ろで弾いていて聴きいってしまった。
　バスで帰宅しようと思ったら、停留所の近くに「シンスケ」をみつける。軽く一杯飲んで帰る。

高崎行

　カルマン・マキさんのライヴの為、高崎まで行く。リハーサル終了後、マネージャーS氏に「外は土砂降り」と言われ、ライヴハウス内で食事を済ませるが、傘をもって外に出た松永さん曰く「まあ、普通の雨」との事。食事後、もうすっかり止んでいたので、散歩がてらに楽器店をひやかす。が、高崎駅周辺の繁華街は数年前と同じ様に寂しい。

　本番終了後、速やかに片付け、関越飛ばして帰宅。ラジオではエリック・クラプトンの新曲がジョージ・ハリソンの「慈愛の輝き」でびっくり、だが、これ良い曲だな。
　しばらくして、ちょいと疲れも感じ、高坂SAにて休憩。コーヒーと煙草で一息着く。交通情報をみると、この先大雨で50km規制。しかも外環自動車道は全線通行止め。壮年の御夫婦に江東区方面の道を尋ねられるが、おそらく環八も渋滞であろう。

　と、その時、所沢出口で追突事故発生の知らせ。ここで休憩をとらなかったら、巻き込まれた可能性も無きにしもあらず。ぼやけていた頭もしゃきっとする。

　50km規制とはいいながらひどい雨には遭遇せずスムースに帰宅。だが、交通状況で大雨の想像もつく。

　狭山では、惣ちゃんや漣くんが細野さんのバンドをやっていたらしいが、雨は大変だったであろう。

　そういえば、この間の割と大きい地震の時も、東京にいなかったんだよな。