Archive for 25 October 2004

25 October

Brinsley SchwarzのJazzmaster('63)




 このところ、久しぶりにBRINSLEY SCHWARZをよく聴いている。特に初期。それもイアン・ゴムが加入する前の2枚。今までかなりピンと来なかったこの2枚、案外、漲っているのでびっくりしてリピート。ヴェロシティの付け方が結構HIみたい、しかもライヴでの。情けない風情はあいかわらずの印象だが、この曇った音は最高だな。
 左の写真を説明する前に、BRINSLEY SCHWARZの事を簡単に説明する必要がある。1970年に1stアルバムを発表したイギリスのバンドでオリジナルメンバーはNick Lowe、Bob Andrews、Brinsley Schwarz、Bill Rankinの四人。その後の事は詳しくは書かないが、何故説明の必要があるかというと、Brinsley Schwarzという名前のギタリストがいるBRINSLEY SCHWARZというバンドであるからだ。が、Brinsleyのワンマンバンドではなく、しかもリーダーでも無く、音楽的なイニシアティブはNick Lowe。一説によると欠席裁判でBRINSLEY SCHWARZというバンド名になったらしい。
 そして、左の写真だが、BRINSLEY SCHWARZの1st&2nd(2枚組再発のアナログ)のジャケットに挟まっていた、Brinsley Schwarzのギターの写真。おそらく雑誌「プレーヤー」の切り抜きで、グラハム・パーカー&ザ・ルーモアでの来日時の取材と思われる。この時のコンサートは確か('77〜8年頃?)NHKで放送されたのだが、その時ギタリストのかなり改造を施したこのギターが妙に焼き付いて、それで記事を見つけて切り抜いたわけだ。もちろん、Brinsleyのプレイも好きで、特にルーモアの1st。(レイチェル・スイートの1stもそうだったかな?音源見当たらず)このアルバムの裏ジェケットにはこのギターを弾くBrinsleyの写真もあるが、おそらくBRINSLEY SCHWARZ時代はTELECASTER及び335。
 思えば、The BAND『ROCK OF AGES』のRobbie Robertsonの写真を見て、テレキャスターのフロントピックアップをハムバッキングにする改造を自分でやったのがはじまりで、このBrinsley Schwarzのギターはその後のエレキ改造道を突き進む重要な写真。(笑)さすがにもうおさまったが。

拡大写真

23:56:29 | skri | 3 comments | TrackBacks