Archive for 25 November 2003

25 November

取材 1


 年末のNHK-BS2での特別番組「ピーターバラカン音楽紀行」の為のロンサム・ストリングスの取材、一日目。
 ロンサム・ストリングスのリ−ダーという事もあり、私の個人取材。そして2ndアルバムの録音現場の一つでもある自宅の作業場での撮影。あまり広く無い部屋にディレクターT氏、照明さん、カメラさん、音声さんの4人が入ると、機材含め結構窮屈だが、モニターを覗くととても広く見える。
 ディレクターT氏からは要望は普段の作業の様子、ということだが、あいにくコンピューターで行う作業や録音など進行中のものは無い。今一番やらなければならないのは、ソロライヴ(ストラーダイベント)用の新曲のアレンジ及び譜面書きだ。一曲ぐらい新曲をやりたいと思って用意したのがジョニ・ミッチェル「Cherokee Louise」。ときどき『Travelogue』を聴きながら譜面を書いてゆくが、落ち着かないし、あまりはかどらず。しばらくそんな感じで撮影は進むが、あまりの動きの無さか、T氏よりの質問。ロンサム・ストリングスを知らないであろう視聴者の為に結成のきっかけや動機等、プロフィールに書いてある事等喋る。そしてまた質問。「この四人だからこそ出来ることとは?」 思わず "そんなものはありません" と答えそうになり言葉を飲む。誰も玄さんのように弾く事はできないし、原さんのような音色はだせない。松永さんのグルーブもしかり。ただそれは当たり前で、むしろそんな四人で誰でも出来る音楽をただやりたいのだ。しかし私にはそれを的確に伝える話術はなく、「まだこれからですね」と無難に答えておいた。

23:00:00 | skri | No comments | TrackBacks

11/24 Strada 吉祥寺 MANDA-LA2


 ストラーダ、三年ぶりの吉祥寺MANDA-LA2でのワンマンライヴ。
 リハ−サルの後、このメンバーではいつも行く柴田食堂へ、久しぶりに入る。女将さんも相変わらずで、取り立てて旨いわけではないが(失礼)落ち着く店だ。皆で軽く一杯やっていると、カウンターの男性に声をかけられた。我々を観に来たお客さんで、こんなところで申し訳ないと言いながら、ついついビールもう一本。
 MANDA-LA2に戻ると、予想以上の集客で驚く。今回はCD『タブレット』『スイッチバック』先行発売ライヴだが、インターネットとEメ−ル以外の宣伝は何もしていないのだ。
 個人的には前半最初3〜4曲目くらいまで、少し固かった。おそらく開演前のビールが中途半端な量だったからだが、酒の所為にするのは良くない。しかしこういう久しぶりのライヴはやはり少しの緊張もあるが、一部半ばから序々にほぐれ、いつもの感じになるのは楽しい。結果的にとても気持ちが良かった。モニタリングも良好。坂井君に感謝。そしてなにより多数集まってくれたお客さんに感謝。それからCDお買い上げの方々に感謝。
 細かい反省だが、「山道」で曲中楽器を持ち替える際、事故があった。というより自分のうっかりだ。今まで何度も演奏している曲だが、失敗経験は初めて。気をつけよう。

02:00:00 | skri | No comments | TrackBacks