Complete text -- "Lonesome Strings"

19 September

Lonesome Strings


 先日、久しぶりのロンサム・ストリングスのメンバーと顔を合わせた。昨年の中村まりとの十条シネカフェ・ソト以来だと思う。その間に皆それぞれいろいろなことがあったと思うが、コロナ禍でいろいろ吹き飛んで、久しぶりなのが当たり前の感じがしてしまった。
 原さんが長年参加しているパスカルズの三木さんが亡くなったこと、玄さんも録音に参加した常吉さんが亡くなったことも随分前のような気になってしまったが、お二人とも亡骸には会えず、もちろん告別式も内々で済まされたので実感もないというのも正直なところだ。

 そして久しぶりのリハーサルで、しかも今度のライヴはアコースティックの比重が高く、アンサンブル重視とも言える。そういう合奏はとても久しぶりで本当に楽しい。

 私はこれまた久しぶりにアコースティックギター用のアンプ(AERのBINGO)を使うのだが、セッティングの最中にスピーカー側のスポンジに手をかけたら、指の痕が元に戻らない。それを見て原さんが「もうそれは剥がさないとぼろぼろになって、大変なことになりますよ」ようするにスポンジの劣化で、私も何度か経験しているが、ぼろぼろのクズで掃除が面倒なのだ。しかもアンプのスポンジはスピーカー上の網に接着されているので、完全にボロボロになってからは手遅れで、本当に原さんの一言で助かった。半分以上はまだ弾力が少しあったので難なく剥がせたのだ。

 それにしても、久しぶりのリハーサルで全曲テンポが落ちていたのだが、これは劣化ではなく円熟と思いたい。いやそう思っている。


23:58:00 | skri | | TrackBacks
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