Archive for December 2018

31 December

2019年 1月 ライヴ・スケジュール


 1月は以下です。もう一本くらい増えるかも知れません。


 1/4(金) 桜井芳樹のレコード千夜一夜・第六夜 ゲスト)岡田拓郎 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 1/13(日) Lonesome Strings 埼玉 所沢 MOJO


 1/14(月・祝) 栗コーダーカルテット with 桜井芳樹 東京 大岡山 Goodstock Tokyo


 1/20(日) ホープ&マッカラーズ 東京 十条 シネカフェ・ソト


 1/21(月) Dead Man's Liquor 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 1/30(水) 池間由布子, 高岡大祐, 桜井芳樹 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 
 その他詳しくはblocにて。よろしくお願いします。


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26 December

レコード千夜一夜 第四夜 1978 プレイリスト


こちらのプレイリストも滞っておりました。10月12日、桜井芳樹のレコード千夜一夜 - 第四夜 1978年 のプレイリストです。


桜井芳樹のレコード千夜一夜 - 第四夜 1978

● 開場BGM ソウル玉の二軍より
Johnny Rivers / 『Slim Slo Slider』A面
ヴァン・モリソン原理主義者とも言うべきソウル玉店主の矢野間さんからすればやはり二軍棚でしょうか。でもそこを差し引いたら好感度は高く、なにより全体にリヴァースの思惑も手に取るように分かる気がして微笑ましいのだ。

● ラスト・ワルツ
1. The Band / The Well (The LAST WALTZ 1978)
待ちに待ったラストワルツが発売されたのは、この78年。もちろん発売日に買った。この曲はカフーツ以来もっともプログレッシヴな曲ではないか! マニュエルのヴォーカルにハーモニーはロバートソンのみというのも珍しく、ヘルムのドラムはやけ気味な感もある。既にダンコのソロとRCOオールスターズがリリースされた後の1977年の録音と推測される。そしてその後MPザ・バンドのボックスセットにも収められず、ラストワルツの中のスタジオ録音という事でなかなか顧みられない曲の一つだろう。

● ジャズ喫茶
2. Bud Powelll / Buster Rides Again (Time Waits Amazing Bud Powell Vol.4 1958)
高校の友人Fに連れられ初めてジャズ喫茶に行く。その金町のJAZZ38という店の暗いホールのばかでかいスピーカー(おそらくアルテック)からはよくバド・パウエルのアメイジングvol.1かvol.5が流れていた。今回はあまり有名ではなく、調子の悪い時期とされるvol.4を。調子が悪いとは言え、このリズム隊とのラテン風味はその後よく聴いたものだった。

● オーディオの立派な床屋
3. Genesis / Afterglow (Wind & Wuthering 1976)
家に近くにオーディオの立派な床屋があったのだ。ちょっと音楽の話をしたら、クラフトワークを聴かせてくれた。戸惑っていたら、もうちょっと親しみやすいのにしよう、とこのジェネシスの新譜を。コリンズがヴォーカルになってからのこのバンドはその後かなり良く聴いた。来日公演も行きたかったが、すぐに売切。ところでこの床屋さん、プログレファンというよりはタンジェリン・ドリームやサード・イヤー・バンドがとても好きだったみたい。

● エレキギター購入
4. Booker T & MGs / Last Tango in Memphis (Universal Language 1977)
ロビー・ロバートソンとスティーヴ・クロッパーが好きだったので当然テレキャスタータイプのギターを購入。フェルナンデスのテレキャスターモデルだ。そして、RCOオールスターズの来日公演で生のクロッパーを観て度肝を抜かれた。その感じからすればこのアルバムはいささか地味にも感じるが、この人達からすればおそらく3回くらい回ってここに辿り着いたんだろうな。クロスオーバー感あれど、やはりこの人達ならではの不変さが今になってますます素晴らしい。この曲はタンゴでは無く、おそらくガトー・バルビエリのラスト・タンゴ・イン・パリスのシンプルなメロディの作り方を参考にしたと思われる。

5. Carla Thomas / B-A-B-Y (The Super Hits 1966)
ゴスペルは図書館でよく借りたが、R&Bは皆無だった。先のMGsからアトランティック・ソウルを知ったようなものだ。オーティス・レディング、ウィルソン・ピケット等々、何をかけようか迷ったが、やはりモノ盤が素晴らしい。とは言え私はこの頃のR&Bのモノ盤はほとんど持っていなくてこのコンピレーションしか無いのだ。折角なのでソウル玉ではあまりかからないカーラ・トーマスを。

● コンサート
6. David Bromberg / Sharon (Demon in Disguise 1972)
とにかくこの1978年は来日ラッシュで相当コンサートに行った。ブロムバーグは1月の来日公演で場所は虎ノ門ホール。バンドで来日とは今では考えられない贅沢さ。ベースは現ボンジョヴィのヒュー・マクドナルドだったと思うが、、。これはまだブロムバーグ・バンドになる前の盤でこの曲はガルシア、ゴッドショー、クルーツマンのデッド組がバック。サックスはクラリネットとマンドリンの巨匠アンディ・スタットマン。

7. Brownie McGhee & Sonny Terry / Down by the Riverside (Coffee House Blues 1963)
ライトニン・ホプキンズ来日! その来日記念盤から。ホプキンズのギラギラのエレキギターの音に痺れるも、バックバンドが無い方が良かった印象があり。マギーとテリーは仲が悪いという話だが、そんなことはどうでもよく私は大変魅せられた。彼らは再発見ではなくずっとプレイしてやってきたのだ。このレコードはフォークサークルとも言えるアッシュグローヴでのライヴ。

8. The Rumor / Tired of Waiting (Frogs Sprouts Clogs and Krauts 1978)
リック・ダンコの来日はその後のレヴォン・ヘルム&RCOオールスターズに比べると、まあ物足りなさはあった。演奏時間も短めだったし。でもまああの声が生で聴けたのはやはり感激だ。翌年、グラハム・パーカーと来日したルーモアの2枚目からダンコのカバーを。

※ 休憩の10インチ
HAWAIIAN HIT TEN ISLAND PARADISE A面

● コンサート続き
9. Albert King / I'll Play the Blues for You (I'll Play the Blues for You 1972)
B.B.とアルバートの両キングが来日しジョイント・コンサートを行ったのもこの'78年。アルバート・キングはもちろんフライングVだったが、スタックス時代とは違うシグネチャーモデル。スタックス時代のギブソンの方が音が鋭くて艶もあり、この頃の方が好み。と言うかこのアルバムは私が最も聴いたスタックス作品。バックはバーケイズ。

● フォーク
10. Jean Ritchie / Fair Nottumun Town (None But One 1977)
この頃の私はアメリカの黒人音楽にますますのめり込んで行く時期だったが、フォークやトラッドももちろん知りたいことだらけだった。ジーン・リッチーがこの年に来日したことを知ったのは後の話だ。そしてディランのMaster of Warの元曲を知る。それがこの曲。


11. Kate & Anna McGarrigle / Pronto Monto (Pronto Monto 1978)
ケイト&アンナを知るのは'81年頃。先輩の家で聴かせてもらったのが始めだが、そのジャケットを見た瞬間に数日前に訪れたレコード店の中古盤で見かけていたのだ。帰りにそのレコード店により、即購入。この曲はそのとき買った彼女ら4枚目のフレンチ・レコードにも収められているフランス語の曲。アンナ・マッギャリグルの作曲法には大いに刺激を受けロンサム・ストリングスに繋がっているとも言える。


12. Gatemouth Brown / Fiddin' Around (The Bogalusa Boogie Man 1975)
ゲイトマウス・ブラウンもボビー・ブランドと来日。しかし相次ぐ来日ラッシュで金が続かず残念。ゲイトマウスのステージはペダルスティールを含むカントリーロック体制だったと聞き、行けなかったことを後悔した。あまり評判の良く無いゲイトマウスのカントリーロックだが、このアルバムはプロダクションも整理され、なにより本人に歌が良い。フィドルだけではなく勿論ギターも弾いている。リトル・フィートもこの年に来日し、もちろん観に行ったが、このアルバムにはデキシーチキンも収録。


● 追悼
13. The Otis Rush Blues Band / Everything's Going to Turn Out Alright (Chucago Blues Today vol.2 1966)
追悼オーティス・ラッシュ。正調ブルーズ&スクイーズギターではなく、ライ・クーダーもカバーしているアイク&ティナを軽いインストを。おそらくクーダーはこれを参考にしたと思われる。


● プレゼント・レコード
14. Starland Vocal Band / Third Rate Romance (Late Nite Radio 1978)
'76年大ヒットを飛ばしたバンドのセカンドアルバム。その中からソウル玉でよくかかるアメイジング・リズム・エイシスの名曲を派手なポップカントリーに仕上げ張り切るが、その後はヒットが出ず。

● 異国から
15. Marmoud Ahmed / Bemin Sebib Litlash(Ere Mela Mela 1986)
'86年にクラムドディスクから発売されたマームド・アーメド70年代の録音集。この曲は1978年録音。その後エチオピーク・シリーズで大分知られるようになるが、当時は呪歌でもあり演歌でもあり中毒性もあり、、、で今に至る。

● 〆の一曲
16. Ry Cooder / We Shall Be Happy (JAZZ 1978)
1978年、ラストワルツとともに私の最重要アルバム。この曲はクーダーが未来に希望を投げた成果がもっとも顕著に表れた一曲。詳しくはエリス第7号の拙原稿を読まれたし。


第五夜プレイリストもまもなく。次回は第六夜で新春特別企画1970年代です。ゲストに岡田拓郎さんを迎えます。



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20 December

12月 ライヴ・スケジュール


 しまった。すっかりこちらを更新し忘れていました。年内あと2本ですが、備忘録かねて。


 12/6(木) シカラムータ 東京 吉祥寺 Star Pine's Cafe


 12/12(水) 川口義之、栗コーダーカルテット、中尾勘二、桜井芳樹 東京 吉祥寺 MANDA-LA2


 12/15(土) Dead Man's Liquor 東京 十条 シネカフェ・ソト


 12/27(木) ホープ&マッカラーズ 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 12/30(日) 佐野篤 桜井芳樹Duo 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 そして新春。


 1/4(金) 桜井芳樹のレコード千夜一夜・第六夜 ゲスト)岡田拓郎 東京 阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo


 
 その他詳しくはblocにて。よろしくお願いします。


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