Archive for December 2005

30 December

年末もろもろ


 とりとめがなくなるので、箇条書。

●ロンサム・ストリングス、3rdアルバム、只今MIX中。

●そのロンサム、明日大晦日、吉祥寺マンダラ2でライヴです。年をまたぐ時間に演奏します。

●拙プロデュースのトリンダージのアルバムは3月頃、発売。お楽しみに。

●昨日はシカラムータのライヴでした。ご来場多謝。個人的には荒い演奏でちょいと反省。店のマーシャルを使ったのだが、相性悪し。

●そのシカラムータ、3月末は久しぶりの関西。

●今年の目標を見なおして、愕然。全然だめ。来年の目標はたてずにおこう。

●それにしても、忙しい一年ではあった。が、来年も年明けから働きます。

●忙しかった所為もあり、ギターがかなりへたってきてるぞ。特に緑フルアコはスペインでの航空機運搬以来、良く無い状況。この間のSing with TORIROの時は、ちょっとだましだまし使っていたのだ。GT-75もあまり良い状態とは言えず、年明けはまとめてリペアーか?来年は久しぶりにテレキャスターを頻繁に使う事になりそうだ。

●また、機材話だが、Carrというギター・アンプがもの凄くいいのだ。Dr.Zも結構良かったな。やはり随分進化しているのだな。

●今年のベストアルバムを一つあげるとすれば「thelonius monk quartet with john coltrane at carnegie hall」'57年の録音だが、信じられない音質。たまたま今年出ちゃったから、ベストワンだが、10年前に出ていても、10年後だったとしても、最高の一枚。

●新譜だとAbigail Washburnが最近はお気に入り。Mary J Bligeもやはり素晴らしい。Ry Cooder、Daniel Lanoisもはずせませんな。

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26 December

訃報


 デレク・ベイリー氏が亡くなった。享年75歳。

 http://www.asahi.com/obituaries/update/1226/001.html

 まさか新聞のお悔やみ欄で目にするとは思わなかった。

 音源はそんなには知らない。アナログ、CD合わせても3枚しか持っていない。ライヴもいつか観たいと思いつつ、観た事はない。

 ただ、私の知る限りの音源は、とにかく音がきれいなのだ。

 数年前、ロンサムストリングスでピーター・バラカンさんのWeekend SunshineというNHK-FMの番組に出演の際、メンバーそれぞれが好きなギタリストを紹介するという企画があった。みんなCD一枚という訳ではなく、現場で対応する為に複数枚持ってきていた。そんな中、松永さんがデレク・ベイリーのCDを一枚紛れ込ませていた。結局、放送ではかけなかったし、その音源に対する発言もカットされた気がする。何故か、そんな事は憶えていた。

 ご冥福をお祈りします。


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25 December

NADAL ENCARA


 クリスマスを問わず、冬になると密かに聴いているアルバムが、南フランスのロジーナとマルティナのクリスマス・アルバム『NADAL ENCARA』だ。

 

 正確には、Martina e Rosina de PeiraというデュオとFrancesa Daga、Claraの連名の'85年のアルバム。Martina e Rosina de Peiraは他に『le』「TROUBADORS』等の傑作アルバムをリリースしているが、両方とも少しプログレッシブな作り。素朴なパーカッションやエレキベース(80's初期の音色)、フェンダー・ローズにハーディー・ガーディーやシンセ、バグパイプ、カリンバを適宜ちりばめているが、風通しは良い。そしてなにより、ロジーナとマルティナ二人の歌が逞しい。発売時期は『le』が'82年、『TROBADORS』は分からないが、レコード番号から察すると、'83〜’84頃か。ちなみにこの二枚のレコード、アーティスト名はRosina de Peira e Martinaとなっており、こちらが正式名称のようなので検索はご注意を。

 さて、この『NADAL ENCARA』だが、先の二枚とは趣が少し異なり、女性四人の歌声のみで成り立っているとは思えない程のものすごい広がりを感じるのだが、親密感もある。あたたかい。

 私が持っているCDは'89年に発売された日本盤で、解説によると『NADAL ENCARA』とは現代フランス語ではNoel Encore(クリスマスの歌をもう一度)と言う意味。このアルバムは全編オック語で歌われているのだ。さらに解説を引用すると、ここで歌われている楽曲は、オック語文化圏(ロワール河以南)に属する南仏のプロヴァンス、オーヴェルニュ、リムーザン、ガスコーニュ、ラングドック(位置的にはプロヴァンスから反時計回り)等のオクシタン地方に古くから伝わるクリスマス・キャロルなのだ。
 それにしても、オック語のなんと美しい事か。

 ちなみにコンポステラ『歩く人』の「オクタニア地方の民謡より」は『NADAL ENCARA』の「Guilhon Pren Ton Tamborin」。(正確に言うとオクシタニアまたはオクシタン地方)コンポステラは他にもこのアルバムから数曲とりあげていたが、どれも素晴らしかったなぁ。


 そういえば、数年前のシカラムータの欧州ツアー時、南仏のとある村の教会でのライヴ、関島さんとデュオで「Guilhon Pren Ton Tamborin」をやった気がする、が、定かではない。ただ、リコーダーの響きがとても良かった事と坂本さんが祭壇で火花を出していた事はよく憶えている。


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24 December

1月 ライヴ・スケジュール


 年内のライヴは12/29のシカラムータと大晦日のロンサムストリングス(年明け、最初とも言えるか)の二本だけです。

 一月は例年通り、ライヴは少なめ。ロンサムの三枚目を完成させるにはもってこいのスケジュールですな。


1/13(金) ロンサム・ストリングス 横浜 THUMB'S UP 20:00〜(a)

1/18(水) 酒井俊 西荻窪 音や金時 19:30〜(b)

1/21(土) ロンサム・ストリングス 吉祥寺 マンダラ2 19:30〜 (c)

1/22(日) カルメン・マキ  新宿 (d)


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23 December

年の瀬


 さて、すっかり年末。「Sing with TORIRO」も無事終了、ご来場多謝、本当に楽しいコンサートでした。関わった皆様、お疲れさまでした。

 そして、昨日は恵比寿で小松亮太君のコンサート。五重奏団はしばらく休止の最後のライヴでしたが、演奏者側はさわやかに締めくくる事が出来ました。急遽参加のピアニスト、鈴木厚志さん、素晴らしいです。打ち上げは六本木の夏木マリさんのお店にて、おいしゅうございました。お疲れさまでした。

 関東以外はかなり雪が降っているようで、ツアーがあったりすると、移動は相当大変な訳ですが、幸い、この年末はすべて東京での仕事ばかり。

 折角なので、TORIROの時の写真でも。

 

 

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