Archive for November 2003

30 November

ラーメン屋にて


 家内とラーメンを食べに出る。同じテーブルの向かいには小学生男子二人の四人家族。父親はやたら食べるのが速く、私が2/3程たべたあたりでもう替え玉三つめとライス。「おとうさんすごーい」と長男。母親は無口でユザワヤ帰りか?次男は体が弱そうだ。
 私が子供の頃、ラーメン屋(専門店ではなく)に行くと必ずダメな普通の大人が2、3人いた。子供にはチャーシューメンを食べさせ、父親はビールと餃子で新聞もしくはテレビで相撲か野球(母親は急用でいない)。しかも私はそんな大人に憧れた。だからこんな人間になったのか。
 ラ−メン屋で飲むのは大好きだが、専門店はどうもいかんな。

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29 November

取材 3


 「ピーターバラカン音楽紀行」ロンサム・ストリングス取材、三日目。

 雨の中、朝9:00に吉祥寺に集合。場所は公園近くのあの焼き鳥屋だ。もちろん営業時間では無いが、雨の日の朝、この焼き鳥屋の匂いは良いものでは無い。が5分程で慣れる。ここでも演奏は一曲。ライヴではなんどもやっている曲なのだが、演奏時間を三分に収めるのはなかなかむずかしい。それでも雨がトタン屋根に降りつける音と相まって、良い感じになった。11:00過ぎに終了し、そのまま其処で昼食。そして今度はMANDA-LA2へ。夕方までの時間帯を提供してくれたのだ。今度はおなじみの曲をやる。基本的にOKテイクは、ベーシックテイク(音と映像ベーシック)と映像オプションテイクと2テイクあるのだが、ベーシックテイクOKの後の映像オプションテイクがとても面白い演奏になった。が、あくまで映像オプションで録音さしかえは無理との事。バラカン氏も残念がっていて、今度ウイークエンドサンシャインで流します、と言ってくれた。演奏終了ののち、今度はロンサム・ストリングスとバラカン氏の対談。雑談が進む中、ここでもバラカン氏VSディレクターT氏の構図が見えかくれするが、やむなくタイムリミット。T氏が望むような応対が出来なかったのは仕方が無い。我々はこういうバンドなのだ。ただ、それを旨く言える技量があれば良かっただけの事だ。

 どこの現場でもそうだったのだが、撤収時スタッフと一緒にケーブルを片付けるピーター・バラカンさんの姿が印象的だった。

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11/28 桜井芳樹ソロ 高円寺 円盤


 ストラーダ個人ショー、高円寺・円盤。

 ストラーダのメンバーがそれぞれソロをやるというイベントだが、お店の都合で久下さんのソロは無し。
過去に中尾君のソロは何度か観ているが、とても面白い。本当にユニークだ。関島さんのソロは観た事は無いが、クレバーかつ大胆であろう。自分としてはシンプルに曲をやることにした。ただよりシンプルになるため、エフェクターを排除、スプリングリバーブのみを通してテスコのアンプを使うことにした。

 関島さんのソロは本当に大胆だった。久下さんのソロアルバムをまるまる流し、その上でリコーダー一本の即興。男らしく入魂、そして「ストラーダ個人ショー」という気配りもあったか?
 私はインプロで指ならしをした後、もくもくと曲を弾いた。途中チューニングを変えるのが煩わしくなり、曲目を変えるが、このシンプルな方法思いのほかやりがいがある。ソロライヴをもう少しやってみようか、とも思った。
 中尾君はやはりいい。前に観た時とやり方は変わっていたが、そんなことは関係ない。何をやっても彼の音だ。笑わされっぱなしでライヴは終わった。
 終演後、久下さんが現れ、軽く打ち上げ。
 話は変わるが、円盤・田口さんより、とある素晴らしい女性シンガーソングライターのレコーディング依頼があった。楽しみだ。

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27 November

取材 2


 「ピーターバラカン音楽紀行」ロンサム・ストリングス取材、二日目。

 今日の内容は野外演奏一曲とバラカン氏と私の対談だ。朝9:00にスタッフ総勢15名ほど到着し、先日の取材時のロケハンで決定した自宅より歩いて三分程の雑木林の中でセッティングを開始。9:30過ぎメンバーが集まりはじめる。四人での演奏は久しぶりだし、ライヴでもやった事が無い曲、しかもCDサイズを少しカットしなければならず、全員揃い次第リハーサルを始める。ほどなくバラカン氏到着。久しぶりにお会いしたが、ばたばたしている中、スマートにあらわれた感じはやはり英国人か。リハーサルもそこそこにセッティング待ちで皆で茶を飲んでいると、「おっ、あの辺はタジ・マハールだね」とバラカン氏。遠目から私のレコード棚の背表紙を見ているのだ。いろいろ聴いていると好きな音楽なんてまあまあ似通ってくる、なんて皆で喋っていると、セッティング完了の知らせ。

 当初、野外演奏はこの時期寒いので御勘弁を、とT氏に言ってあったのだが先日の取材時のロケハンで熱意に押され了承、しかしやはり寒い。どうやら11月一番の寒さらしい。数回テストを重ね、マイクセッティングも再調整したりと結構時間がかかる。案の定、手がかじかみはじめたが、なんとか乗り切る。いくつかテイクを聴いたがどれもそう遠くはない場所で犬が吠えている。良い感じだ。そして13:00前に終了。その後、メンバ−、スタッフ全員で多摩湖近くで中華料理をつついた。

 午後はまずバラカン氏と散歩しながらの雑談。何故散歩かというと、番組としては地域性というものも折り込みたいらしいのだ。ただ、ここ東村山市は私にとっては住んでいるだけでエピソードは無い。が、とりあえずどんなところなのか、紹介するとの事。私の家に近くはちょっとした丘陵地帯だが、都内近郊のとりたてて特長のない住宅地だ。それでもロケーションがいい丘の上は左手に多摩湖、正面に西武園、右手に八国山と見晴しがよくまあまあ気持ちが良いが、私達はRY COODERやALLMAN BROTHERSの話をしていた。家が近いだけだが、故・武満徹や吉永小百合の話のほうがよかったか? 20分くらいで家に戻り、今度は自宅作業場での対談。最初は音楽を始めた時の事やロンサム・ストリングス結成のいきさつ、等ありきたりな話だったが、バラカン氏も物足りなくなってきたのか、MUSIC FROM BIG PINKやINTO THE PURPLE VALLEYを初めて耳にした時の話、CHARLEY PATTONをどう聴くか、Mountain MusicからBluegrassそして映画Songcatcher、ロンサムストリングスのレコーディング方法とMule Variationsとhoundog、マヒナスターズについて、等々。こうなってくると話はもりあがるし尽きないが、T氏より「その内容だとウイークエンドサンシャインになってしまいます」と、カットの声が入る。バラカン氏VSディレクターT氏の間で私も努力するが、果たしてうまくまとまったか? 
 夕方、陽が落ちる頃終了したが、スタッフは松永さんの個人取材の為、渋谷7th Floorでの"くじら"のライヴに向かった。

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26 November

The Genius of the Electric Guitar


 ずっと買おうと思っていたCharlie Chistian『The Genius of the Electric Guitar』(4CD)をようやく購入。クリスチャンはフレーズ、グルーブは言わずもがな、とにかく音が好きなのだ。ミントンハウスと比べるとすこしカリッとしているが、素晴らしい音色。ギターアンプ型のボックスも秀逸。CD収納方法は結構大胆だが扱い易い。

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